目次
- はじめに|屋根と外壁、どちらも同時に考える方が増えています
- なぜ屋根塗装と外壁塗装は同時に検討されるのか
- 付帯部も一緒に塗装される理由|足場代の考え方
- 30坪住宅の費用相場と工事内容
- 35坪住宅の費用相場と工事内容
- 40坪住宅の費用相場と工事内容
はじめに|屋根と外壁、どちらも同時に考える方が増えています
仙台市で外装リフォームのご相談を受けていると、最近とても増えているのが 「屋根塗装と外壁塗装を一緒にやりたい」というご要望です。
理由をお聞きすると、 「どちらもそろそろ時期だと思った」 「足場を1回で済ませたい」 「どうせやるならまとめてきれいにしたい」 といった声が多く聞かれます🙂
実はこの考え方、費用面・工事効率・将来のメンテナンスを考えると、とても理にかなっています。
この記事では、仙台市で屋根塗装・外壁塗装を検討中の方に向けて、 30坪・35坪・40坪それぞれの費用感を軸に、 失敗しないための判断基準を分かりやすく解説していきます。
なぜ屋根塗装と外壁塗装は同時に検討されるのか
屋根と外壁は、どちらも紫外線・雨・雪・風の影響を直接受ける部分です。
仙台市のように、
- 冬は凍結・積雪がある
- 春先は強風が多い
- 夏は紫外線が強い
といった環境では、屋根・外壁ともに10〜15年程度でメンテナンス時期を迎えることがほとんどです。
そのため、 「外壁だけ先に」「屋根は数年後に」と分けて工事をすると、 結果的に足場を2回組むことになり、トータル費用が高くなりがちです。
付帯部も一緒に塗装される理由|足場代の考え方
屋根塗装・外壁塗装を行う際、ほとんどの現場で足場の設置が必要になります。
この足場、実は工事費用の中でも意外と大きな割合を占めています。
目安として、仙台市では足場代だけで20万〜30万円前後かかるケースが一般的です。
ここで重要なのが、付帯部(破風・雨樋・軒天・水切りなど)の扱いです。
屋根と外壁だけ塗装し、付帯部を後回しにすると、 次回「付帯部だけの塗装」でも再び足場が必要になります。
その結果、 「付帯部の塗装費用は安いのに、足場代がまたかかった…」 というケースは本当に多いです😅
そのため実際の現場では、 屋根塗装+外壁塗装+付帯部塗装を同時に行う方が圧倒的に多いのが現実です。
なお、付帯部塗装では下塗りを省略する業者も存在しますが、 これは非常に危険です。
下塗りを省くと、
- 数年で塗膜が剥がれる
- 色ムラ・艶ムラが出る
- 結果的に早期再塗装が必要になる
といったトラブルにつながります。
「付帯部だから簡単でいい」ではなく、外壁同様に下塗りは必須と考えてください。

30坪住宅|屋根塗装+外壁塗装の費用相場と工事内容
まずは30坪前後の住宅を例に見てみましょう。
| 工事項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 足場仮設 | 200,000〜250,000円 |
| 外壁塗装(下塗り+中塗り+上塗り) | 350,000〜450,000円 |
| 屋根塗装(下塗り+上塗り2回) | 200,000〜300,000円 |
| 付帯部塗装(破風・雨樋・軒天など) | 120,000〜180,000円 |
| 合計 | 約85万〜110万円 |
30坪住宅では、100万円前後が一つの目安になります。
「思ったより高い」と感じるかもしれませんが、 屋根・外壁・付帯部をまとめて施工している金額と考えると、 決して割高ではありません。
35坪住宅|屋根塗装+外壁塗装の費用相場と工事内容
仙台市で最もご相談が多いのが、35坪前後の戸建住宅です。
築10〜15年を迎え、「外壁の色あせ」「屋根の劣化」「コーキングのひび割れ」などが 同時に気になり始めるタイミングでもあります。
この規模になると、屋根・外壁・付帯部をまとめて施工する方がほとんどです。 理由はシンプルで、足場を1回で済ませられるからですね🙂
| 工事項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 足場仮設 | 250,000〜300,000円 |
| 外壁塗装(下塗り+中塗り+上塗り) | 420,000〜520,000円 |
| 屋根塗装(下塗り+上塗り2回) | 230,000〜330,000円 |
| 付帯部塗装(破風・雨樋・軒天・水切りなど) | 150,000〜220,000円 |
| 合計 | 約100万〜130万円 |
35坪住宅の場合、100万円を少し超えるかどうかが現実的なラインです。
なお、見積もりを見る際は「付帯部がどこまで含まれているか」を必ず確認してください。
付帯部の範囲については、こちらの記事でも詳しく解説しています👇
外壁塗装と同時にやると得する工事5選
40坪住宅|屋根塗装+外壁塗装の費用相場と工事内容
次に40坪前後の住宅です。
40坪クラスになると、建物の外周が長くなり、 外壁面積・屋根面積・付帯部の量が一気に増えます。
「坪数が少し増えただけ」と思われがちですが、 塗装工事では10坪の差=10万円以上の差が出ることも珍しくありません。
| 工事項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 足場仮設 | 280,000〜330,000円 |
| 外壁塗装(下塗り+中塗り+上塗り) | 500,000〜650,000円 |
| 屋根塗装(下塗り+上塗り2回) | 280,000〜380,000円 |
| 付帯部塗装(破風・雨樋・軒天・水切りなど) | 180,000〜260,000円 |
| 合計 | 約115万〜150万円 |
40坪住宅では、120万円〜150万円前後が一つの目安になります。
このクラスになると、
- 「外壁だけ塗る」
- 「屋根はまた今度」
と分けてしまうと、将来の足場代が確実に重くなります。
実際、40坪以上の住宅ほど 屋根・外壁・付帯部を同時に行う方が多いのが現場の実情です。
30坪・35坪・40坪で費用が変わる理由
ここまで見ていただくと分かるように、 坪数が増えるにつれて費用も段階的に上がっていきます。
その理由は主に次の3点です。
- 塗装面積(㎡数)が増える
- 付帯部の本数・長さが増える
- 足場の規模が大きくなる
特に付帯部は、坪数が増えるほど数が増えやすいため、 「外壁と屋根は同じでも、付帯部で差が出る」ケースがよくあります。
付帯部の劣化症状については、こちらの記事も参考になります👇
破風板・鼻隠しの劣化と修理費用
見積もりを見るときの注意点(坪数共通)
30坪・35坪・40坪、どの規模でも共通して注意したいのが、 見積書の内容です。
特に注意したいのは、
- 「付帯部塗装 一式」とだけ書かれている
- 下塗りの記載がない
- 塗布回数が不明
といったケースです。
こうした見積もりは、工事内容が不透明になりやすく、 仕上がりや耐久性に差が出る可能性があります。
見積もりで失敗しないためのチェックポイントは、 こちらの記事で詳しく解説しています👇
外装リフォームの危険な見積もりサイン
付帯部の下塗りを削るとどうなる?よくあるトラブル事例
屋根塗装・外壁塗装と同時に行われる付帯部塗装ですが、 最も手を抜かれやすいのが「下塗り工程」です。
「付帯部はおまけみたいなものだから、簡単でいいですよ」 と言われたら、正直かなり注意が必要です…😓
破風板・雨樋・水切り・シャッターボックスなどの付帯部は、 素材がそれぞれ違うため、下塗り(密着材・防錆材)が非常に重要です。
下塗りを省略すると、次のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 数年で塗膜がペリペリと剥がれる
- 色ムラ・艶ムラが目立つ
- サビが再発しやすくなる
- 結果的に再塗装が必要になる
特に水切り金具はサビやすく、 下塗り(ケレン+防錆処理)を省くと劣化が一気に進みます。
水切りのサビについては、こちらの記事も参考になります👇
水切り金具のサビと劣化リスク
安すぎる見積もりの裏側|なぜその金額になるのか
30坪・35坪・40坪、どの規模でも共通して言えるのが、 相場より極端に安い見積もりには必ず理由があるという点です。
例えば、35坪住宅で 「屋根+外壁+付帯部込みで70万円台」 といった見積もりを見ることがあります。
正直なところ、この金額で
- 足場
- 下塗り
- 3回塗り
- 適切な塗料
をすべて行うのは、ほぼ不可能です。
安さの裏側には、次のようなケースが隠れていることが多いです。
- 付帯部の下塗りを省略している
- 塗布量を減らしている
- 足場費用を別請求する前提
- 保証がほとんどない
見積もり金額だけで判断せず、 「何を省いてその金額になっているのか」 を見ることがとても重要です。
見積もりの危険サインについては、こちらの記事で詳しく解説しています👇
外装リフォームの危険な見積もりサイン
失敗しない業者選びの判断基準|仙台市で特に重要なポイント
屋根塗装・外壁塗装は、どの業者に頼むかで8割決まると言っても過言ではありません。
仙台市で業者を選ぶ際、特にチェックしてほしいポイントは次の通りです。
- 屋根・外壁・付帯部をまとめた施工実績があるか
- 見積書に下塗り・中塗り・上塗りが明記されているか
- 付帯部の範囲が具体的に書かれているか
- 現地調査を丁寧に行っているか
「屋根はついでに塗ります」 「付帯部はサービスです」 という言葉は一見良さそうですが、 工事内容が曖昧になりやすいため注意が必要です。
現地調査の重要性については、こちらの記事もぜひ読んでみてください👇
リフォーム前に必ずやるべき現地調査7項目

まとめ|屋根塗装と外壁塗装は「まとめて考える」が正解
屋根塗装と外壁塗装は、 どちらか一方だけを見ると失敗しやすい工事です。
30坪・35坪・40坪、どの規模でも共通して言えるのは、
- 足場は1回で済ませる
- 付帯部まで含めて考える
- 下塗り工程を削らない
この3点が、後悔しないための大きなポイントになります🙂
目先の金額だけで判断せず、 10年後・15年後まで見据えた塗装計画を立てることが大切です。
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「うちは30坪だけど、実際いくらかかる?」 「屋根と外壁、今やるべきか迷っている」 そんな段階でも、もちろん大丈夫です。
現地調査・お見積もりは無料で対応しています。 無理な営業は一切ありませんので、安心してご相談ください🙂
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