瓦屋根の種類を徹底比較|日本瓦・洋瓦・セメント瓦の特徴・耐用年数・修理費用【仙台市】

仙台市で瓦屋根リフォームを検討する方向けに、日本瓦・洋瓦・セメント瓦の種類と特徴を解説した記事のアイキャッチ画像

瓦屋根には、日本瓦(和瓦)・洋瓦・セメント瓦・モニエル瓦など、さまざまな種類があります。

見た目は似ていても、素材や耐用年数、必要なメンテナンス方法は異なります。
特に重要なのが、塗装が必要な瓦と、基本的に塗装を必要としない瓦があることです。

「自宅の屋根が何の瓦か分からない」
「瓦屋根は塗装した方がいい?」
「割れた瓦だけ交換できる?」
「瓦屋根の修理や葺き替えにはいくらかかる?」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、仙台市を中心に宮城県内で屋根工事・外装工事を行うkntリフォームが、
瓦屋根の種類と見分け方、メリット・デメリット、
耐用年数、塗装の必要性、劣化症状、修理・リフォーム費用の目安について詳しく解説します。

仙台市・宮城県で瓦屋根の点検や修理、葺き替えをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。


目次


1. 瓦屋根にはどんな種類がある?

「瓦屋根」と一言でいっても、すべてが同じ素材で作られているわけではありません。

住宅で使用されている代表的な瓦には、次のような種類があります。

  • 日本瓦(和瓦)
  • 洋瓦
  • セメント瓦
  • モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)

日本瓦や洋瓦には粘土を高温で焼いて作られた陶器瓦が多く、瓦そのものの耐久性が非常に高いことが特徴です。

一方、セメント瓦やモニエル瓦はセメントやコンクリートを主原料としており、
表面の塗膜によって防水性や美観を維持しているため、状態に応じた塗装メンテナンスが必要になります。

そのため、瓦屋根のメンテナンスを検討する際は、
まず「自宅の屋根にどの種類の瓦が使われているのか」を確認することが大切です。


2. 瓦屋根の種類と特徴を比較

種類主な素材塗装特徴
日本瓦(和瓦)粘土基本的に不要耐久性が高く、和風住宅に多い
洋瓦粘土・セメント系など種類による洋風住宅に合うデザイン性
セメント瓦セメント・砂必要塗膜による保護が重要
モニエル瓦セメント・コンクリート系必要塗装時の下地処理が重要

日本瓦(和瓦)

日本瓦は、粘土を成形して高温で焼き上げた伝統的な屋根材です。 和風住宅や日本家屋で多く使用されています。

瓦そのものの耐久性が高く、適切に維持管理されていれば長期間使用できることが大きな特徴です。

また、陶器瓦やいぶし瓦などは、一般的な屋根塗料を塗って防水性を維持する屋根材ではないため、
基本的に塗装によるメンテナンスは必要ありません。

ただし、瓦が長持ちしても、瓦の下にある防水シート(ルーフィング)や野地板、棟部分、漆喰などは経年劣化します。

「瓦が割れていないから屋根全体も問題ない」とは限らないため、築年数が経過した住宅では下地を含めた点検が重要です。

洋瓦

洋瓦は、洋風住宅や南欧風住宅などで使用されるデザイン性の高い瓦の総称です。

丸みのある形状や豊富なカラーが特徴で、住宅の外観を大きく印象づけます。

ただし、「洋瓦」という名称だけで素材を判断することはできません。
粘土を焼いた陶器系の洋瓦もあれば、セメントやコンクリートを主原料とした製品もあります。

そのため、塗装が必要かどうかは見た目だけで判断せず、屋根材の種類や製品を確認することが大切です。

セメント瓦

セメント瓦は、セメントと砂などを主原料として成形された屋根材です。
過去に多くの住宅で使用されてきました。

陶器瓦とは異なり、表面の塗膜によって美観や防水性を維持しているため、
塗膜が劣化すると色褪せや表面劣化、吸水が進みやすくなります。

そのため、屋根材の状態に応じて塗装によるメンテナンスを行うことが重要です。

ただし、劣化が著しく進み、瓦自体にひび割れや欠損が多く発生している場合は、塗装だけでは改善できないことがあります。

モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)

モニエル瓦は、セメント・コンクリート系の屋根材の一種です。

塗装によるメンテナンスが可能ですが、塗装前には表面の状態を確認し、適切な高圧洗浄や下地処理を行うことが重要です。

下地処理が不十分なまま塗装すると、新しく塗った塗膜が剥がれる原因になることがあります。

そのため、モニエル瓦の塗装では、屋根材の種類を正しく判断したうえで施工方法を選ぶ必要があります。


3. 瓦屋根の種類を見分けるポイント

瓦の種類は、形状や表面の質感、製品の特徴などからある程度判断できる場合があります。

しかし、屋根材には似た形状の製品も多く、地上から見ただけでは正確に判断できないことがあります。

特に注意したいのが、陶器系の瓦とセメント・コンクリート系の瓦では、メンテナンス方法が異なることです。

確認するポイントには、次のようなものがあります。

  • 表面に釉薬のような光沢があるか
  • 瓦の断面や裏側が確認できるか
  • 色褪せや塗膜剥離が発生しているか
  • 建築時の図面や仕様書に屋根材の記載があるか
  • 製品名やメーカーを確認できるか

ただし、屋根材を確認するためにご自身で屋根へ上がることはおすすめできません。
転落事故の危険があるだけでなく、瓦を踏んで割ってしまう可能性もあります。

ご自宅の瓦の種類が分からない場合は、専門業者による点検で確認することをおすすめします。


4. 塗装が必要な瓦と塗装不要の瓦

瓦屋根のメンテナンスで特に多いのが、「瓦は塗装した方がいいのか?」という疑問です。

結論として、塗装が必要かどうかは瓦の種類によって異なります。

基本的に塗装を必要としない瓦

  • 陶器瓦
  • 釉薬瓦
  • いぶし瓦

これらの粘土瓦は、一般的に塗装によって防水性を維持する屋根材ではありません。

そのため、表面の色褪せが気になるからといって、必ずしも屋根塗装が必要になるわけではありません。

ただし、塗装が不要だからといって、屋根のメンテナンスが一切不要という意味ではありません。

瓦の割れやズレ、棟部分の不具合、漆喰の劣化、防水シートの経年劣化などは確認する必要があります。

塗装によるメンテナンスが必要な瓦

  • セメント瓦
  • モニエル瓦などのコンクリート系瓦

これらの屋根材は、表面の塗膜が劣化すると色褪せや吸水、表面の劣化が進みやすくなります。

そのため、屋根材の状態を確認し、適切な時期に塗装による保護を行うことが重要です。

ただし、屋根材自体の劣化が進行している場合は、塗装をしても割れや欠損などを元の状態に戻すことはできません。

塗装・部分補修・葺き直し・葺き替えのどれが適しているかは、現在の屋根の状態を確認して判断することが大切です。


5. 瓦屋根の耐用年数とメンテナンス時期

瓦屋根は、一般的に耐久性の高い屋根として知られています。

しかし、「瓦が長持ちする=屋根全体が同じ期間メンテナンス不要」というわけではありません。

瓦屋根は、瓦だけで構成されているわけではなく、次のような複数の部材によって建物を雨水から守っています。

  • 棟瓦
  • 漆喰
  • 防水シート(ルーフィング)
  • 野地板
  • 谷板金や雨押えなどの板金部分

これらの部材は、それぞれ劣化する速度やメンテナンス時期が異なります。

特に注意したいのが、瓦の下に施工されている防水シート(ルーフィング)です。

瓦の隙間から入り込んだ雨水を最終的に建物内部へ浸入させない役割を持っており、屋根の防水性能を支える重要な部材です。

瓦そのものに大きな割れや欠けがなくても、防水シートが経年劣化していると雨漏りにつながることがあります。

瓦の種類ごとの耐用年数の目安

瓦の種類耐用年数の目安主なメンテナンス
日本瓦・陶器瓦50年以上使用できる場合もある割れ・ズレ・棟・漆喰・下地の点検
洋瓦(陶器系)50年以上使用できる場合もある割れ・ズレ・棟・下地の点検
セメント瓦30~40年程度が目安塗装・割れ・表面劣化の点検
モニエル瓦30~40年程度が目安適切な下地処理を伴う塗装・劣化点検

※耐用年数は、製品・施工状態・立地環境・気候・メンテナンス状況によって異なります。

築年数だけで工事の必要性を判断するのではなく、実際の屋根の状態を確認することが重要です。

瓦が長持ちしても下地は劣化します

陶器瓦などは非常に耐久性が高く、長期間使用できる屋根材です。

しかし、瓦の下にある防水シートや野地板まで同じ耐用年数とは限りません。

築年数が経過した住宅では、瓦自体を再利用しながら、防水シートや下地を新しくする「葺き直し」が選択肢になる場合もあります。

雨漏りが発生してから大規模な修理になる前に、定期的に屋根全体の状態を確認することが大切です。


6. 瓦屋根で起こりやすい劣化症状

瓦屋根は耐久性に優れていますが、地震・強風・経年劣化などによってさまざまな不具合が発生することがあります。

ここでは、瓦屋根で確認されることの多い代表的な劣化症状をご紹介します。

① 瓦の割れ・欠け

瓦は、飛来物の衝突や地震、強風、凍結などの影響によって割れたり欠けたりすることがあります。

瓦が破損すると、その部分から雨水が入り込みやすくなります。

ただし、瓦の下には防水シートが施工されているため、瓦が1枚割れたからといって必ずすぐに室内へ雨漏りするとは限りません。

しかし、破損を長期間放置すると防水シートへ直接雨水が当たり続け、劣化を早める原因になる可能性があります。

一部分だけの破損で、同じ瓦や適合する瓦を用意できる場合は、部分交換で対応できることがあります。

② 瓦のズレ

地震や強風などの影響によって、瓦が本来の位置からズレることがあります。

瓦がズレると、本来重なって雨水を排出するための構造が崩れ、屋根内部へ雨水が入り込みやすくなる可能性があります。

ズレが小さい場合でも、次の地震や強風によって症状が広がることがあります。

また、瓦が落下すると人や車、隣接する建物などへ被害を与える危険もあるため、早めの確認が大切です。

仙台市の住宅で確認された瓦屋根のズレ。端部の瓦が本来の位置からずれ、雨水の侵入リスクが高まっている状態
赤丸部分が瓦屋根のズレ。強風や地震の影響で瓦が動き、雨漏りにつながる可能性がある状態です。

③ 漆喰のひび割れ・剥がれ

瓦屋根の棟部分などに使用されている漆喰は、経年によってひび割れや剥がれが発生することがあります。

漆喰が劣化すると、内部の土が流出したり、棟瓦の安定性に影響したりする場合があります。

ただし、表面の漆喰だけを補修すれば必ず解決するとは限りません。

棟瓦自体のズレや内部の劣化が進んでいる場合は、棟部分を一度解体して積み直すなど、状態に応じた工事が必要になることがあります。

塩釜市で瓦屋根の漆喰が崩れている施工前の状態|雨漏りの原因となる劣化症状
施工前:漆喰が崩れ、内部が見えている状態。雨漏りリスクが高い状況です

④ 棟瓦のズレ・崩れ

屋根の頂上部分にある棟は、地震や強風の影響を受けやすい箇所のひとつです。

棟瓦のズレや崩れを放置すると、雨水の浸入や瓦の落下につながる可能性があります。

特に地震の後は、地上から見ただけでは分からない程度のズレが発生していることもあります。

⑤ 防水シート(ルーフィング)の劣化

瓦屋根の雨漏りを考えるうえで重要なのが、防水シートの状態です。

瓦は屋根に降った雨水の大部分を排水しますが、強風を伴う雨などでは瓦の隙間から雨水が入り込むことがあります。

その雨水を建物内部へ浸入させない役割を持つのが、防水シートです。

防水シートが経年劣化すると、破れや穴などから雨水が浸入し、野地板や屋根内部の木部を傷める原因になります。

築年数が経過した瓦屋根で雨漏りが発生している場合は、瓦だけでなく防水シートや下地まで確認することが重要です。

撤去後に露出した古いルーフィングの破れと雨染みの様子
防水シート(ルーフィング)が経年劣化し、防水性を失っていました。

⑥ セメント瓦・モニエル瓦の色褪せや表面劣化

セメント瓦やモニエル瓦では、経年によって表面の塗膜が劣化し、色褪せや表面の荒れが発生します。

塗膜の保護性能が低下すると屋根材が水分を吸収しやすくなり、劣化を早める可能性があります。

屋根材自体が健全な状態であれば塗装によるメンテナンスを検討できますが、
割れや欠損が多い場合は、塗装以外の工事が必要になることもあります。


7. 仙台市・宮城県で注意したい瓦屋根の劣化

瓦屋根の劣化は、築年数だけでなく、その地域の気候や自然災害からも影響を受けます。

仙台市・宮城県で瓦屋根を維持する際は、地震・冬季の凍結・強風・積雪などにも注意が必要です。

① 地震による瓦のズレ・棟部分の被害

宮城県では、地震による屋根への影響も考慮する必要があります。

強い揺れによって瓦がズレたり、棟部分が崩れたりすることがあります。

室内で雨漏りが発生していなくても、屋根上では瓦や棟に不具合が起きている可能性があります。

大きな地震の後に屋根の状態が気になる場合は、ご自身で屋根へ上がらず、専門業者による点検を検討しましょう。

② 凍結と融解による劣化

冬季に屋根材へ入り込んだ水分が凍結すると、体積が膨張します。

その後、気温の上昇によって融解し、再び凍結することを繰り返すことで、屋根材の表面劣化やひび割れにつながる場合があります。

特に表面の保護性能が低下して吸水しやすくなったセメント系の瓦では、状態を確認することが大切です。

③ 強風・突風による瓦のズレや飛散

強風や突風によって瓦がズレたり、固定力が低下している瓦が被害を受けたりすることがあります。

もともと小さなズレや劣化があった部分が、強風をきっかけに大きな不具合へつながるケースもあります。

強風の後に瓦が落ちていたり、屋根の見た目に変化を感じたりした場合は、早めに状態を確認しましょう。

④ 積雪による屋根への負担

積雪時には、屋根全体へ雪の重量がかかります。

また、屋根からの落雪によって雨樋やカーポートなどが破損することもあります。

瓦屋根の点検では、瓦だけでなく、雨樋・軒天・破風板など建物外部をあわせて確認することが大切です。

※雪害・風害によっての破損や変形などは火災保険が適用になる可能性があります。

仙台市・宮城県では地域環境を考えた点検が重要

瓦屋根は耐久性の高い屋根ですが、地震や強風などによって突発的な不具合が発生することがあります。

「築年数が浅いから大丈夫」「瓦は長持ちするから点検は必要ない」と判断するのではなく、自然災害の後や気になる症状があるときには状態を確認することが大切です。


8. 瓦屋根の修理・リフォーム費用相場

瓦屋根の修理・リフォーム費用は、工事内容や屋根面積、勾配、足場の有無、使用する材料、下地の劣化状況などによって大きく異なります。

ここでは、瓦屋根で行われる代表的な工事の費用目安をご紹介します。

工事内容費用の目安主なケース
瓦の部分補修・差し替え数万円~一部の割れ・欠け・ズレ
漆喰補修数万円~数十万円程度漆喰のひび割れ・剥がれ
棟の積み直し数十万円~棟瓦のズレ・崩れ・内部劣化
瓦屋根の葺き直し80~180万円程度既存瓦を再利用して下地を改修
金属屋根などへの葺き替え150~300万円程度軽量化・屋根材変更・下地改修
新しい瓦への全面葺き替え200~350万円程度瓦と下地を含めた全面改修

※上記は一般的な費用の目安です。屋根面積・勾配・建物形状・足場・使用材料・下地の劣化状況などによって実際の費用は異なります。

瓦の部分補修・差し替え

瓦の割れや欠けが一部分に限られている場合は、破損した瓦のみを交換できることがあります。

ただし、古い瓦では同じ製品がすでに廃盤となっている場合があります。

適合する瓦を用意できるか、高所作業や足場が必要かによっても費用は変わります。

そのため、「瓦1枚の価格」だけではなく、作業条件を含めた工事全体の費用を確認することが大切です。

漆喰補修・棟の補修

漆喰の表面的な劣化であれば、必要箇所を補修できる場合があります。

一方で、棟瓦のズレや内部の劣化まで進んでいる場合は、表面の漆喰だけを補修しても根本的な改善にならないことがあります。

劣化範囲を確認し、必要に応じて棟の積み直しなどを検討します。

瓦屋根の葺き直し

葺き直しは、既存の瓦を一度取り外し、防水シートや下地を補修・交換した後、使用できる瓦を再び施工する方法です。

瓦自体の状態が良く、既存の外観を維持したい場合などに検討されます。

瓦屋根の葺き替え

屋根全体の劣化が進んでいる場合や、下地まで傷んでいる場合は、既存の瓦を撤去して新しい屋根材へ交換する葺き替えを検討します。

新しい瓦へ交換する方法だけでなく、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根へ変更する方法もあります。

費用だけで判断するのではなく、現在の屋根の状態、今後どのくらい住み続ける予定か、
将来のメンテナンスなども含めて工事方法を選ぶことが重要です。


9. 部分補修・葺き直し・葺き替えはどう選ぶ?

瓦屋根のリフォーム方法は、屋根の劣化状況や築年数、下地の状態によって異なります。

「瓦が割れているから全面葺き替えが必要」「築年数が古いからすべて交換しなければならない」とは限りません。

大切なのは、現在どこまで劣化しているのかを確認し、必要な範囲に合った工事方法を選ぶことです。

部分補修が向いているケース

  • 破損している瓦が一部分だけ
  • 同じ瓦や適合する瓦を用意できる
  • 下地に大きな問題がない
  • 棟や屋根全体に大きな劣化がない

瓦の割れや欠け、軽微なズレなど、劣化が一部分に限られている場合は、部分補修で対応できることがあります。

ただし、古い瓦では同じ製品が廃盤になっている場合もあります。
その場合は、適合する瓦の有無や現在の屋根全体の状態を確認したうえで、補修方法を検討します。

葺き直しが向いているケース

既存の瓦自体はまだ使用できるものの、その下にある防水シートや下地の劣化が進んでいる場合は、「葺き直し」が選択肢になります。

葺き直しでは、既存の瓦を一度取り外し、防水シートや必要な下地を補修・交換した後、使用できる瓦を再び施工します。

現在の瓦や建物の外観を活かしながら、屋根の防水性能を改善したい場合に検討される工法です。

葺き替えが向いているケース

  • 屋根全体の劣化が進んでいる
  • 雨漏りが複数箇所で発生している
  • 防水シートや野地板まで劣化している
  • 既存瓦の再利用が難しい
  • 屋根を軽量化したい
  • 今後のメンテナンスを考えて屋根材を変更したい

葺き替えでは、既存の瓦を撤去し、下地の状態を確認・補修したうえで新しい屋根材を施工します。

新しい瓦へ葺き替える方法だけでなく、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根へ変更する方法もあります。

屋根の状態やご希望によって適した工事は異なるため、複数の選択肢を比較して検討することが大切です。


10. 瓦屋根から軽量な金属屋根へ葺き替えるメリット

瓦屋根のリフォームでは、既存の瓦を撤去し、ガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根へ葺き替える方法があります。

大きなメリットのひとつが、屋根全体を軽量化できることです。

一般的に瓦屋根は金属屋根と比べて重量があります。

屋根を軽量化することで建物上部の重量を抑えられるため、耐震性を考えて屋根材の変更を検討される方もいます。

カバー工法の施工事例はこちら👇

金属屋根へ葺き替える主なメリット

  • 屋根を軽量化できる
  • 屋根下地を同時に確認・補修できる
  • 防水シートを新しくできる
  • 現在の住宅に合った屋根材を選べる
  • 今後のメンテナンス計画を立てやすい

一方で、既存瓦の撤去費用や処分費用が必要になります。

また、下地を解体・確認した際に野地板などの劣化が見つかれば、補修が必要になる場合があります。

瓦屋根から金属屋根への葺き替えは、メリットだけで決めるのではなく、
建物の状態や予算、今後どのくらい住み続ける予定かなどを含めて検討することが大切です。


11. 瓦屋根はカバー工法できる?

屋根リフォームを調べていると、「屋根カバー工法」という言葉を目にすることがあります。

屋根カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する方法です。

主にスレート屋根などで採用される工法ですが、一般的な瓦屋根は凹凸が大きく、
既存屋根自体にも重量があるため、瓦を残したまま上から新しい屋根材を重ねる一般的なカバー工法には適していません。

瓦屋根から金属屋根などへ変更する場合は、基本的に既存の瓦を撤去し、
新しい防水シートや屋根材を施工する「葺き替え」を検討します。

ただし、屋根の構造や使用されている屋根材によって適切な工法は異なります。

「カバー工法と葺き替えのどちらが適しているのか」は、現在の屋根材や下地の状態を確認したうえで判断することが重要です。

屋根工事・外装リフォームの施工事例はこちら


12. 瓦屋根の点検で確認するポイント

瓦屋根の点検では、瓦の表面だけを見るのではなく、屋根全体の状態を確認することが重要です。

主な確認ポイントは次のとおりです。

  • 瓦に割れや欠けがないか
  • 瓦がズレていないか
  • 棟瓦にズレや崩れがないか
  • 漆喰にひび割れや剥がれがないか
  • 板金部分にサビや浮きがないか
  • 雨漏りの形跡がないか
  • 軒天にシミや傷みがないか
  • 雨樋に破損や詰まりがないか

屋根は地上から見える範囲が限られています。

また、ご自身で屋根へ上がることは、転落事故や瓦の破損につながる危険があるためおすすめできません。

地震や強風の後、雨漏りが発生したとき、屋根の一部に異変を感じたときなどは、専門業者による点検を検討しましょう。


瓦屋根の修理で「すぐ全面工事」が必要とは限りません

瓦屋根に不具合が見つかったからといって、必ずしも屋根全体を葺き替える必要があるわけではありません。

一部分の瓦割れであれば部分交換、軽微なズレであれば必要箇所の補修など、状態によっては部分的な工事で対応できることがあります。

一方で、表面だけを補修しても、防水シートや野地板などの下地まで劣化している場合は、根本的な改善にならないことがあります。

また、雨漏りの原因は必ずしも雨水が室内へ現れた真上にあるとは限りません。

大切なのは、最初から工事方法を決めるのではなく、
現在どこに不具合があり、どこまで劣化しているのかを確認してから施工方法を選ぶことです。


仙台市で瓦屋根の修理・リフォームをご検討中の方へ

kntリフォームでは、仙台市を中心に宮城県内で屋根の点検・部分補修・屋根塗装・葺き替えなどのご相談を承っています。

外装劣化診断士・雨漏り診断士が建物の状態を確認し、屋根材の種類や劣化状況に合わせた施工方法をご提案します。

瓦屋根について、次のようなお悩みはありませんか?

  • 瓦が割れている、またはズレている
  • 屋根から雨漏りしている
  • 地震や強風の後で屋根が心配
  • 自宅の瓦の種類が分からない
  • 塗装できる瓦なのか知りたい
  • 部分補修で直せるか確認したい
  • 瓦屋根から軽量な屋根へ葺き替えたい

屋根の状態によって必要な工事は異なります。

無理に大きな工事を前提とするのではなく、現在の状態を確認したうえで、必要な工事をご提案することが大切だと考えています。


関連する施工事例

屋根や外装工事をご検討中の方は、実際の施工工程もぜひご覧ください。


13. まとめ|瓦屋根は種類に合ったメンテナンスが重要です

瓦屋根には、日本瓦・洋瓦・セメント瓦・モニエル瓦などさまざまな種類があり、
素材によって特徴や必要なメンテナンス方法が異なります。

陶器瓦やいぶし瓦などは基本的に塗装を必要としませんが、
セメント瓦やモニエル瓦などは、屋根材の状態に応じて塗装によるメンテナンスを検討します。

また、瓦そのものが長持ちしていても、瓦の下にある防水シートや野地板、棟部分、漆喰などは経年劣化します。

そのため、瓦屋根は「瓦が割れていないから大丈夫」と判断するのではなく、屋根全体の状態を確認することが大切です。

仙台市・宮城県では、地震や強風、冬季の凍結などによって瓦屋根に不具合が発生することもあります。

瓦の割れ・ズレ・漆喰の剥がれ・雨漏りなどが気になる場合は、症状が広がる前に一度点検を検討しましょう。

kntリフォームでは、外装劣化診断士・雨漏り診断士が建物の状態を確認し、
部分補修・塗装・葺き直し・葺き替えなど、現在の状態に合わせた方法をご提案しています。

仙台市をはじめ宮城県内で瓦屋根の修理や屋根リフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。


ここまで読んで「うちも当てはまるかも」と思った方へ

無料相談・お問い合わせ

瓦の割れやズレ、屋根の劣化、雨漏りなど、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。

「修理が必要か分からない」「部分補修で直せるのか知りたい」といったご相談も承っています。

無料相談はこちら

スマホの方はこちらから LINEで無料相談する(タップで開きます)

スマホでQRコードを読み取ってください
kntリフォーム LINE公式アカウント QRコード

電話で相談する:022-204-3779 受付時間:9:00〜18:00

お問い合わせフォームはこちら

Googleマップで店舗の場所を見る

関連ページ

※ご相談内容・個人情報は、第三者に公開・営業目的で使用することはありません。