「外壁塗装をして数年しか経っていないのに、もう色あせてきた…」
「前回の塗装がすぐ剥がれたのはなぜ?」
仙台市では、気候や立地の影響で塗膜が早く劣化しやすい条件が揃っています。さらに、施工不良や塗料選びのミスなど、人が原因となるケースも少なくありません。
この記事では、仙台市で年間多数の外壁診断を行うkntリフォームが、塗膜が早く傷む原因と対策を、実際の現場経験をもとに分かりやすく解説します。
目次
外壁塗膜が早く劣化する主な原因
外壁の塗膜は、本来10〜15年ほど持つとされていますが、次のような要因で寿命が大きく縮まることがあります。
① 紫外線による劣化(南面・西面)
塗膜にとって最大の敵が紫外線です。特に南面・西面は日差しが強いため、色あせ・チョーキングが早く進みます。

② 凍害を受けやすい立地
仙台市では冬季に0℃以下になる日が多く、凍害(凍結→融解の繰り返し)で外壁が剥がれたり浮いたりするケースが頻発します。

③ 下塗り不足・塗料の密着不良
施工不良の代表例がこれです。下塗りが不十分だったり、外壁の状態に合わない塗料を使うと、数年で塗膜が剥がれます。
💡 現場でよくある例: 「1回しか塗っていない」「乾燥時間を守らず連続塗り」など、手抜き施工によるトラブルが後を絶ちません。
④ 高圧洗浄が弱い・汚れが残ったまま塗装
旧塗膜の粉・苔・油汚れが残った状態で上から塗装すると、密着不良が起きて早期剥離につながります。
⑤ 外壁材そのものの劣化
特に窯業系サイディングは、築15〜20年が過ぎると吸水性が高まり、塗膜の寿命が短くなる傾向があります。
仙台市特有の気候が与える影響
仙台は気候が「比較的穏やか」と言われることがありますが、外壁にとっては決して楽な環境ではありません。
① 冬の寒暖差
朝の冷え込みと日中の温度差が大きく、外壁材が伸縮しやすい → 塗膜のひび割れが発生しやすい。
② 太平洋側の強い日差し
特に夏場の西日によって、外壁が局所的に強烈な紫外線を浴びます。
③ 海風による塩害(若林区・宮城野区)
塩分が多い空気に晒されるため、外壁の防水性が落ちやすく塗膜劣化が早まります。
④ 冬場の乾燥+強風
東北地方特有の乾燥した風が塗膜を傷つけ、微細なひび割れを加速させます。
【プロの視点】
仙台市は「紫外線・凍害・塩害」の3つが重なるため、全国平均よりも塗膜寿命が短くなりがちです。
寿命を縮めるNG行為とは?
外壁塗膜が早く劣化してしまう原因の中には、実は「やってはいけない行為」によって寿命を自ら縮めてしまうケースもあります。
① DIYでの不適切な補修
ホームセンターの安価なシリコン材や外壁用ではない塗料を塗ると、塗膜の密着性が大きく落ちます。
→ 数ヶ月で剥がれたり、塗り跡が残ったりして逆に劣化を早める原因になります。
② 高圧洗浄を自己判断で行う
強すぎる水圧で洗うと、サイディングの防水層を削ってしまうことも。
また、湿ったまま塗装すると膨れ・剥がれの原因になります。
③ 外壁の点検を10年以上放置している
外壁は5〜7年に一度点検を行うのが理想です。点検を長期間放置すると、
- ひび割れが内部まで進行
- シーリングが完全に切れる
- 壁内に雨水が侵入し下地腐食が発生
など、塗装だけでは済まない高額修繕につながることもあります。

④ 安さだけで業者を選ぶ
外壁塗装は「安い=良い」ではありません。 極端に安い業者に共通するのが、
- 塗り回数を減らす
- 乾燥時間を守らない
- 下塗りを省く
- シーリング材が粗悪品
という、寿命を縮める手抜き作業です。
【注意】 「10年持つはずの塗装が、わずか3年でボロボロに」 という相談は、安価な業者の施工が原因で起きているケースが非常に多いです。
外壁塗膜を長持ちさせるための正しい対策
塗膜は正しいメンテナンスと施工で寿命を伸ばすことができます。ここでは、仙台の気候に特化した“長持ちさせるための方法”をご紹介します。
① 外壁材に合った塗料を選ぶ(最重要)
外壁材・劣化状態・立地によって最適な塗料は異なります。
| 塗料の種類 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|
| シリコン塗料 | 10〜13年 | コスパ良く人気 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 紫外線に強く色あせしにくい |
| 無機塗料 | 20〜25年 | 最高グレード、耐久性トップ |
仙台市の場合、紫外線・凍害を考慮して無機塗料や高耐候シリコンが選ばれやすい傾向にあります。
② 下塗り(シーラー)の品質と希釈率を守る
外壁塗装において一番重要なのは実は“下塗り”です。
シーラーの浸透不足は早期剥離の元。 業者が適切な材料を使用しているかチェックすることで、仕上がりが大きく変わります。
③ 乾燥時間(インターバル)を守る施工
「午前に下塗り → 午後に上塗り」はNG。 しっかり乾燥させないと塗膜の密着が弱くなります。
仙台の湿度・気温は特に影響が大きいため、丁寧な施工ほど長持ちします。
④ 定期点検(5〜7年ごと)を行う
劣化の早期発見が、外壁の寿命を大きく伸ばします。 軽度のひび割れやコーキングの切れなら、早期補修で費用も抑えられます。
⑤ 専門業者に状態診断を依頼する
プロが診断することで、
- どの塗料がベストか
- どの部分が特に劣化しやすいか
- どのくらい持たせたいのか
といった点を踏まえた正しいリフォーム計画を立てられます。
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まとめ|塗膜が早く傷む前に「原因」と「対策」を知っておくことが大切
外壁の塗膜が想定より早く劣化してしまう背景には、気候・立地・施工品質・塗料選びなど、さまざまな要因が重なっています。
この記事でお伝えしたポイントを振り返ると…
- 仙台市は紫外線・凍害・塩害の影響を受けやすく、全国平均より塗膜寿命が短くなりやすい
- 下塗り不足や高圧洗浄不良などの施工不良も、早期劣化の大きな原因
- DIY補修や「激安業者」は、結果的に塗膜の寿命を縮めてしまうリスクが高い
- 外壁材に合った塗料選び・下塗り・乾燥時間の厳守が長持ちのカギ
- 5〜7年ごとの定期点検で、軽微な劣化を早めに補修できる
「うちの外壁はまだ大丈夫かな?」「前回の塗装、本当にきちんと施工されていたのかな…?」
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