▼ 目次(クリックで移動)
- 雨漏りの原因が特定できないケースは意外と多い?
- 原因不明の雨漏りに多い「隠れた原因」トップ5
- 専門業者が行う原因特定の調査方法
- 自分でできる応急処置とチェックポイント
- よくある質問(FAQ)
- 無料相談・お問い合わせ
雨漏りの原因が特定できないケースは意外と多い?
仙台市では「雨漏りしているのに原因がわからない」という相談が非常に多く寄せられています。 実は雨漏りは、1つの原因ではなく複数箇所が同時に劣化して発生するケースが多いため、素人目では特定が難しいのです。
さらに仙台市は気候の特徴として
- ・冬の凍結(凍害)による外壁や屋根の破損
- ・春〜秋の強風・暴風雨
- ・沿岸地域では塩害
など、建物への負担が大きいため、 劣化箇所が複数重なり“雨漏りの道”が複雑化しやすいという特徴があります。
「業者に見てもらったけど分からなかった」 「他社で直したのにまた漏れてきた」 というケースも少なくありません。
こうした“原因不明の雨漏り”には共通点があります。 次章で詳しく解説します。
原因不明の雨漏りに多い「隠れた原因」トップ5
雨漏りが特定できない場合、以下の5つが非常に多く見られる原因です。
● ① 屋根の強風被害(棟板金の浮き・釘抜け)
強風で棟板金がわずかに浮くと、 その“1〜2mmの隙間”から雨水が侵入します。 外観からはほぼ分からないため、見逃されやすい典型例です。
詳しくは棟板金の劣化解説記事で確認できます: 仙台市で棟板金が剥がれていると言われた…原因と修理費用

● ② 屋根材(スレート・瓦)の割れ・欠け
スレート屋根の割れは、遠目ではほとんど気づけません。 釘のサビ・経年劣化・歩行荷重などが原因で 小さなヒビが徐々に広がり、雨が吸い込まれる現象が起きます。
特に仙台市は冬の凍結により、 ヒビが一気に拡大する凍害が多発します。

● ③ 外壁シーリング(コーキング)の肉痩せ・割れ
横殴りの雨の日だけ雨漏りする場合、 外壁のシーリング劣化が疑われます。 サッシ周り・外壁継ぎ目・入り隅部分に隙間があると そのルートから壁内に水が流れ込みます。
詳しい劣化症状はこちら: 外壁シーリングの肉痩せ・ひび割れ原因と補修方法

● ④ ベランダ防水の劣化(トップコート剥がれ・勾配不良)
ベランダ・バルコニーは 排水不良→防水層の劣化→室内への雨漏り という順番で進行するケースが非常に多いです。
特に仙台市では冬の凍結で防水に細かい亀裂が入ることが多く、 そこを雨水が通り抜けると天井へ雨染みが出ます。
防水リフォームの詳細はこちら: 仙台市でバルコニー防水工事を検討中の方へ

● ⑤ 小屋裏(屋根裏)の結露による“偽の雨漏り”
特に冬場は、 室内の暖気 → 小屋裏で結露 → 天井へ水滴が落ちる という現象が起こり、「雨漏り」と誤認されることがあります。
このケースは、 屋根に異常がなくても水が落ちてくる ため、原因不明として放置されてしまうことが多いです。
結露・湿気対策はこちら: 仙台市で屋根裏の湿気・カビの原因と対策
次のパートでは、 専門業者が原因特定する際の調査手順を詳しく解説 します。

専門業者が行う原因特定の調査方法
雨漏りの原因が特定できない場合、 専門業者による“多角的な調査”が必須です。 仙台市では凍害・強風・結露など気候要因が複数絡むため、 1箇所だけ見ても原因を突き止めることは困難です。
ここでは、実際にプロが行う調査手順を分かりやすく解説します。
● ① 屋根の詳細点検(写真・動画撮影)
まず屋根に上がり、以下のポイントを細かく確認します。
- ・屋根材(スレート・瓦)の割れ・欠け・浮き
- ・棟板金の釘抜け・浮き
- ・雨押え板金の隙間
- ・雨樋の破損・勾配不良
- ・雪止め金具の外れ・隙間
特に1〜2mmの小さな隙間は見落としやすく、 これが雨水のルートになっていることも多いです。
屋根の劣化例はこちら: 仙台市で屋根修繕を検討中の方へ|費用相場と注意点
● ② 外壁・サッシ周りのシーリング調査
横殴りの雨の日だけ雨漏りする場合、 外壁シーリングの劣化が原因となるケースが多いです。
調査ポイントは以下の通りです。
- ・外壁継ぎ目の肉痩せ
- ・サッシ周りの隙間
- ・入り隅(角部分)の亀裂
- ・外壁材の浮き・反り
一度壁内に水が入ると、 水が内部を伝って全く別の場所から漏れる ため、原因特定が難しくなります。
● ③ 小屋裏(屋根裏)の雨漏り跡確認
屋根裏の調査は非常に重要です。 雨染みの位置・木材の濡れ方などから “雨水のルート” を推測できます。
調査でよく見られるのは、
- ・垂木(たるき)の濡れ跡
- ・断熱材の湿り・カビ
- ・釘の先端の錆び
- ・合板の腐食
これらは、 雨漏りしてから長期間放置されている証拠 です。
● ④ 散水試験(雨漏り再現テスト)
原因が特定できない場合に行う最終手段が 散水試験(ホースで水をかけて再現する調査) です。
ただし散水試験の注意点は以下の通りです。
- ・水の当て方が悪いと再現できない
- ・時間がかかる(30分〜2時間)
- ・建物に負担がかかるため慎重に行う必要がある
再現できた場合、侵入箇所が明確になり、 正確な修繕方法を決定できる メリットがあります。
● ⑤ ドローン調査(屋根に乗れない場合に有効)
急勾配屋根・老朽化した屋根など “屋根に上がると危険な住宅”には ドローン調査が有効です。
ただしドローン調査は、 細かな隙間までは確認できない ため、あくまで補助的な調査として使います。
続いて、 自分でできる応急処置と確認ポイント を解説します。
自分でできる応急処置とチェックポイント
原因が特定できない雨漏りでも、 自分でできる最低限の応急処置があります。
● ① バケツ・タオルで二次被害を防ぐ
天井に水が落ちてくる場合、 床・家具の濡れによる被害が拡大 しやすいため、まずはバケツ・タオルで応急処置をします。
● ② ブレーカーを落とす(漏電防止)
雨漏りとコンセント・照明が近い場合は危険です。 漏電の可能性があるため、早急にブレーカーを落としてください。
● ③ 屋根に登らない(危険)
屋根上は非常に滑りやすく、 転落事故のリスクが高いため危険です。 絶対に登らず、専門業者へ依頼してください。
雨漏り応急処置をまとめた記事はこちら: 仙台市で雨漏りの応急処置|ブルーシートの使い方と業者へ依頼すべきタイミング
よくある質問(FAQ)
● Q1:雨漏りの原因が1つとは限らないって本当?
はい。仙台市の住宅では、複数箇所の劣化が同時に重なって発生する雨漏りが非常に多いです。 屋根・外壁・サッシ・ベランダのどこか1つが原因とは限らず、プロの総合調査が必要です。
● Q2:他の業者で直したのに、また雨漏りしたのはなぜ?
誤った修繕方法や、“本当の原因箇所を修理できていなかった”ことが多いです。 雨水は建物内部を伝うため、表面の補修だけでは再発することがあります。
● Q3:散水試験は必ず必要ですか?
いいえ、必須ではありません。 ただし通常の点検で原因がわからない場合に非常に有効です。 雨漏りを確実に再現できるため、正確な補修プランにつながります。
● Q4:原因が特定できないまま放置するとどうなる?
以下のように建物劣化が一気に進みます。
- ・天井材の破損
- ・断熱材の湿気・カビ
- ・木材の腐食
- ・シロアリ発生リスク
- ・漏電の危険性
原因が不明な雨漏りほど、早期点検が重要です。
● Q5:火災保険は雨漏りに使える?
台風・強風・雪害など自然災害が原因の場合は適用されることがあります。 ただし経年劣化は対象外です。 詳しくはこちら: 火災保険を活用したリフォームとは?仙台市・名取市で使える補償内容
まとめ|原因不明の雨漏りは「総合点検」が解決の近道
雨漏りの原因が特定できない場合は、 屋根・外壁・ベランダ・小屋裏を総合的に点検することが重要です。
仙台市は凍害・強風・横殴りの雨など気候の影響が大きいため、 複数箇所が同時に劣化して“原因不明”に見えるケースが多いのが特徴です。
この記事のポイントをまとめると…
- ✔ 雨漏りの原因は複合的で特定が難しい
- ✔ 見落とされやすい隠れ原因が存在する
- ✔ 専門業者の多角的調査で原因特定が可能
- ✔ 応急処置で二次被害は防げる
- ✔ 放置すると建物劣化・漏電リスクが高い
安心して暮らすためには、 早期点検と正しい調査方法が必要不可欠です。
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