目次
- 目次
- はじめに|シーリング工事は家を守る最重要防水工事
- シーリング(コーキング)の役割とは?
- 仙台市で多いシーリング劣化症状一覧
- 劣化を放置するとどうなる?
- パート1まとめ
- 打ち替えと増し打ちの違いとは?
- 正しいシーリング工事の施工手順
- 仙台市のシーリング工事 費用相場
- 見積書で必ず確認すべきチェックポイント
- シーリング工事を行う最適なタイミング
- 実際の施工事例・お客様の声
- 無料点検・ご相談はこちら
- パート2まとめ
- 実際によくあるシーリング工事の失敗事例
- 仙台市で失敗しないシーリング業者の選び方
- シーリング工事でよくある質問Q&A
- シーリング工事・外装リフォームの施工事例
- シーリング・外壁の無料点検はこちら
- 総まとめ|シーリング工事で絶対に失敗しないために
はじめに|シーリング工事は家を守る最重要防水工事
外壁塗装や屋根リフォームを検討するとき、意外と見落とされがちなのが「シーリング工事(コーキング工事)」です。仙台市の住宅では、外壁の目地・サッシまわり・取り合い部分などに必ずシーリング材が使われています。
このシーリングが劣化すると、雨漏り・外壁内部の腐食・断熱材の劣化など、見えないところで深刻な被害が進行します。
本記事では、仙台市で実際に多いシーリング劣化の症状、打ち替えと増し打ちの違い、放置するとどうなるのかを、専門業者の視点でわかりやすく解説します。
シーリング(コーキング)の役割とは?
シーリングとは、外壁の隙間やサッシまわりに充填されているゴム状の防水材のことです。正式には「シーリング材」「コーキング材」と呼ばれ、以下の役割を担っています。
- 外壁材の隙間から雨水が侵入するのを防ぐ
- 地震や揺れによる建物の動きを吸収する
- 外壁材同士の衝突・割れを防止する
特に仙台市は、寒暖差・積雪・凍結・台風といった過酷な自然環境にさらされやすく、シーリングの寿命が全国平均より短くなる傾向があります。

仙台市で多いシーリング劣化症状一覧
現地調査で実際によく見かけるシーリングの劣化症状は次の通りです。
① ひび割れ
表面に細かい亀裂が入っている状態です。防水性能が大きく低下し、雨水が内部に入りやすくなります。
② 肉痩せ(やせ細り)
シーリング材が縮んで目地の奥に引っ込んでいる状態です。防水の役割をほとんど果たしていません。
③ 剥離(はがれ)
外壁材とシーリングの間に隙間ができ、完全に雨水の通り道ができてしまっている危険な状態です。
④ 硬化・弾力消失
本来ゴムのように柔らかいシーリングがカチカチに硬化すると、地震や揺れに耐えられず一気に破断します。
これらの症状が1つでも見られる場合は、すでに打ち替え・増し打ち検討のタイミングに入っています。
劣化を放置するとどうなる?
シーリングの劣化を放置すると、次のような二次被害につながります。
- 外壁内部の防水シートが腐食
- 断熱材が濡れて断熱性能が低下
- 構造材の腐食による耐震性低下
- 雨漏りの発生
- 外壁塗装だけでは直らない状態に悪化
つまり、「たった数万円〜十数万円で直せた工事」が、「数十万円〜百万円超の大工事」に発展するリスクがあるということです。
パート1まとめ
- シーリングは外壁防水の最重要ポイント
- 仙台市では寒暖差・雪・凍結により劣化が早い
- ひび割れ・肉痩せ・剥離は危険サイン
- 放置すると雨漏り・構造腐食につながる
打ち替えと増し打ちの違いとは?
■ 打ち替えとは
既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填し直す工法です。外壁目地全体を一度リセットできるため、防水性能・耐久性ともに最も高い方法です。
【打ち替えが必要なケース】
- ひび割れが多い
- 肉痩せが進行している
- 剥離して隙間が見えている
- 築10年以上経過している
■ 増し打ちとは
既存のシーリング材の上から、新しいシーリング材を重ねて施工する方法です。撤去作業が不要な分、費用は安くなりますが、耐久性は打ち替えより劣ります。
【増し打ちで対応できるケース】
- サッシまわりのみ
- 劣化が軽度
- 予算を抑えたい場合
※外壁目地は原則「打ち替え」が必須です。
正しいシーリング工事の施工手順
- ① 既存シーリング撤去
- ② 目地内部の清掃
- ③ プライマー塗布(密着剤)
- ④ シーリング材充填
- ⑤ ヘラ押さえ仕上げ
- ⑥ 完全乾燥
この中で最も重要なのが ③プライマー工程 です。 ここを省略されると、数年で必ず剥がれてきます。
仙台市のシーリング工事 費用相場
| 工事内容 | 単価目安 |
|---|---|
| 打ち替え | 900円〜1,200円/m |
| 増し打ち | 600円〜900円/m |
一般的な戸建て住宅での総額目安は以下の通りです。
- 外壁全面打ち替え:20万円〜40万円前後
- サッシまわり増し打ちのみ:5万円〜15万円前後
見積書で必ず確認すべきチェックポイント
- 「打ち替え」「増し打ち」が明記されているか
- 使用材料が「変成シリコン」と表記されているか
- m(メートル)数が数量として明記されているか
- 「一式」表記だけになっていないか
- プライマー工程の記載があるか
「シーリング工事 一式」は最も危険な見積表記です。
シーリング工事を行う最適なタイミング
- 築8〜10年が最初の点検目安
- 外壁塗装と必ず同時施工がベスト
- 雨漏りが出てからでは遅い
実際、仙台市では「塗装はしたが、シーリングをやらずに数年で雨漏り」というケースがかなり多いです。
実際の施工事例・お客様の声
シーリング工事と外壁リフォームの実例は、以下からご確認いただけます。
無料点検・ご相談はこちら
現在、仙台市・名取市エリア限定で「シーリング・外壁無料点検」を実施しています。
✅ 写真だけのご相談OK
✅ 見積もりだけの比較相談OK
✅ 強引な営業は一切ありません
パート2まとめ
- 外壁目地は基本「打ち替え」が必須
- 増し打ちはサッシまわり限定で有効
- 費用相場は20〜40万円前後
- 外壁塗装と同時施工が最もコスト効率が良い
- 見積は「一式」表記に要注意
実際によくあるシーリング工事の失敗事例
① 増し打ちで済ませて数年で再劣化
外壁目地に本来必要な「打ち替え」を行わず、すべて増し打ちで施工されたケース。数年で内部の古いシーリングがさらに収縮し、表面ごと剥離して雨漏りに発展しました。
② プライマー未施工による剥がれ
見た目は綺麗に仕上がっていても、下地処理のプライマーを省略されていたため、わずか2〜3年でシーリングが浮いて完全に剥がれてしまった事例です。
③ 見積もりが「一式」表記だけだった
「シーリング工事 一式」としか書かれておらず、実際には施工メートル数が極端に少なかったケース。後から追加費用を請求され、トラブルになりました。
シーリング工事は「見えない工程」だからこそ、信頼できる業者選びが最重要です。
仙台市で失敗しないシーリング業者の選び方
- ✅ 打ち替え・増し打ちの使い分けを説明できる
- ✅ 使用材料(変成シリコンなど)を明記している
- ✅ 施工写真を「工程ごと」に提出してくれる
- ✅ 見積もりがm(メートル)表記で詳細に書かれている
- ✅ 保証内容を「書面で」出してくれる
逆に、以下に当てはまる場合は注意が必要です。
- ❌ シーリング工事が「一式」表記のみ
- ❌ 材料名が不明
- ❌ 施工写真を出さない
- ❌ 契約を急がせる
シーリング工事でよくある質問Q&A
Q1. シーリングだけ先に工事しても大丈夫?
A. 可能ですが、基本は外壁塗装と同時施工が最もおすすめです。単独工事は足場代が別途かかるため割高になります。
Q2. シーリングの耐用年数は何年?
A. 使用する材料や立地にもよりますが、7〜12年程度が一般的な目安です。
Q3. 冬でもシーリング工事はできる?
A. 施工は可能ですが、気温5℃以下では硬化不良のリスクがあるため、施工時期の見極めが重要です。
Q4. 雨漏りしてからでは遅い?
A. 遅いケースが多いです。雨漏りが発生した時点で、内部の防水シートや木部が腐食している可能性があります。
Q5. 見積もりは何社くらい取るべき?
A. 最低でも2〜3社の相見積もりをおすすめします。価格ではなく「内容」を比較してください。
シーリング工事・外装リフォームの施工事例
実際のシーリング工事や外壁リフォームの施工事例は、以下でご確認いただけます。
シーリング・外壁の無料点検はこちら
kntリフォームでは、仙台市・名取市エリア限定で「外壁・シーリング無料点検」を実施しています。
✅ 写真だけでもご相談OK
✅ 点検・見積もり完全無料
✅ しつこい営業は一切ありません
総まとめ|シーリング工事で絶対に失敗しないために
- 外壁目地は「打ち替え」が基本
- サッシまわりは「増し打ち」でも対応可能
- 費用相場は20〜40万円前後
- 外壁塗装と同時施工が最もコスパが良い
- 見積もりはm表記・材料名・保証内容が重要
- 「一式」表記はトラブルの元
シーリング工事は「今すぐ目に見える不具合」より、「将来の雨漏りを防ぐ予防工事」です。
少しでも不安がある場合は、劣化が軽いうちに専門業者へ点検相談することで、結果的に修理費用を大きく抑えることができます。

