- 施工内容部分屋根カバー工事
- 金額部分屋根カバー工事【8.9㎡】179,000円(税込)~
- 使用材料合板 / ルーフィング(TAJIMA PカラーEX+) / ガルバリウム鋼板
- 工期3~5日
仙台市青葉区にて、屋根と外壁の取り合い部分から雨漏りが発生したため、部分カバー工事を行いました。劣化した屋根材や役物を撤去し、合板補強・高耐久ルーフィングの施工、板金・防水処理まで丁寧に対応。施工前後の写真を交えながら、雨漏り原因と再発防止のための工事内容を詳しく解説します。
仙台市青葉区のお客様より「雨が降ると軒天にシミが出る」とのご相談をいただき、現地調査を行いました。調査の結果、屋根と外壁の取り合い部分から雨水が侵入している状態が確認できたため、今回は屋根全体ではなく、必要な範囲に絞った部分カバー工事で対応しています。
目次
施工前の状況
【写真①】施工前の屋根
既存の瓦棒屋根は経年劣化が進み、特に外壁との取り合い部分に雨水が集中しやすい状態でした。

【写真②】軒天井に雨染み
軒天に雨染みが出ている場合、すでに内部に雨水が回っているサインです。早めの点検・補修が雨漏り拡大を防ぐポイントになります。

雨漏りの原因については、こちらの記事でも詳しく解説しています:雨漏りの原因と対策|仙台市で多い事例と専門業者による点検の重要性
屋根カバー工事の工程
【写真③】屋根カバー工事開始(役物撤去)
まずは外壁と屋根の取り合い部分にある壁水切りや雪止め金具などの役物を一度撤去し、下地から作り直します。取り合い部は雨水が入り込みやすいため、ここを丁寧に施工することが再発防止の鍵です。

【写真④】合板張り(下地補強)
同じ瓦棒屋根でも、下地の状態によっては合板が不要なケースもあります。しかし今回は雨漏りが発生していたため、防水層を安定させる目的で合板を張り、下地を補強しました。これにより釘の保持力が上がり、ルーフィング・屋根材の性能を十分に発揮できます。

屋根の補修費用や工事内容の目安はこちら:仙台市で屋根修繕を検討中の方へ|費用相場・修理内容・注意点
【写真⑤】ルーフィング貼り(TAJIMA PカラーEX+)
防水シートにはTAJIMA PカラーEX+を使用しました。屋根の防水はルーフィングが要となるため、耐久性の高い材料を選定し、丁寧に貼り込みます。

【写真⑥】ルーフィング貼り完了
ルーフィング施工が完了した状態です。ここまで整えておくことで、次工程の板金・屋根材施工の精度が上がり、雨漏り再発リスクを抑えられます。

板金・防水処理(取り合い部の雨仕舞い)
【写真⑦】ケラバ板金取り付け
ケラバ板金は雨水を軒先方向へ流し、破風板に雨水が垂れないようにするために重要な部材です。板金の納まりを整え、雨水の通り道を確実に作ります。

【写真⑧】ケラバ板金の重なり部コーキング処理
板金の重なり部は雨水が入り込みやすい箇所のため、コーキングで防水処理を行います。見た目以上に、こうした細部の施工が雨漏り対策では重要です。

【写真⑨】屋根材の取り付け
新しい屋根材を取り付け、部分カバー工事を進めます。下地(合板・ルーフィング)をしっかり作っているため、屋根材の固定も安定し、耐久性が高まります。

【写真⑩】壁水切りの木下地取り付け
屋根と外壁の取り合いから雨水が侵入しないよう、壁水切りを取り付けます。今回はそのための木下地を施工し、板金が確実に固定できるように下地を作りました。

取り合い部の雨漏りは非常に多い症状です。併せてこちらも参考にしてください:実際の施工事例を見る(Before→After写真あり)
仕上げ・施工完了(ビフォーアフター)
【写真⑪】破風取り合い板金取り付け
破風と屋根の取り合い部に板金を取り付け、雨水が侵入しないように雨仕舞いを整えます。

【写真⑫】壁水切り取り付け(壁内側で立ち上げ)
壁水切りは壁内側で立ち上げて雨水をしっかり外へ逃がすのがポイントです。取り合い部の雨漏りは、この立ち上げ不足で起こることも多いため、確実に施工します。

【写真⑬】マスキング養生(コーキング前)
継ぎ目から雨水が侵入しないよう、コーキング処理を行うためマスキングテープで養生します。仕上がりの美しさだけでなく、防水ラインを正確に作る意味でも重要です。

【写真⑭】コーキング完了
板金の継ぎ目にコーキング処理を施し、雨水の侵入経路を遮断します。

【写真⑮】コーキング完了(アップ)
コーキング部のアップ写真です。取り合い部は雨水が集中するため、細部まで丁寧に仕上げています。
代替えテキスト:屋根と外壁取り合い部の防水処理が完了したアップ写真

【写真⑯】施工完了
部分カバー工事と板金・防水処理が完了しました。雨漏りの原因部位を重点的に直すことで、コストを抑えつつ再発防止につながります。

【写真⑰】ビフォーアフター
施工前後を比較すると、取り合い部の納まりと防水処理が整い、雨水の通り道が明確になっているのが分かります。

お客様の声も参考にどうぞ:実際のお客様の声を見る
まとめ
今回のように雨漏りの原因が取り合い部など限定された範囲であれば、屋根全体の葺き替えではなく、必要な範囲に絞った部分カバー工事で解決できるケースがあります。
kntリフォームでは、現地調査で原因を特定し、必要な工事だけを適正な方法でご提案しています。雨漏りや屋根の不安がある方は、早めにご相談ください。
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