雨の日に家から「バタバタ音」がする原因とは?放置してはいけない症状を専門業者が解説【仙台市】

雨の日に屋根から異音が発生している住宅の外観写真|屋根板金や屋根材の浮きが原因でバタバタ音がするケース

目次


雨の日に「バタバタ音」がする相談は意外と多い

仙台市で屋根・外壁の点検を行っていると、 「雨の日や風が強い日に、家のどこかからバタバタ音がする」 という相談をよくいただきます。

この音、実は家からの異常サインであることが多く、

  • 雨漏りはしていない
  • 見た目では異常が分からない

という理由で、つい放置されがちです。

しかし、音が出ている=どこかが動いている状態のため、 放置すると被害が一気に拡大するケースも少なくありません。


バタバタ音の主な原因① 屋根板金の浮き・外れ

最も多い原因が、屋根板金(棟板金・ケラバ板金など)の浮きです。

屋根板金は、釘やビスで固定されていますが、

  • 経年劣化
  • 強風・台風
  • 寒暖差による伸縮

によって徐々に固定が緩んでいきます。

その結果、雨+風が当たると板金がバタバタと揺れる音が発生します。

この状態を放置すると、

  • 板金が飛散する危険
  • 板金下からの雨漏り

につながる可能性があります。

棟板金内部の木下地が腐食しボロボロになっている状態
木下地が腐食し、釘が効かない状態でした。

バタバタ音の主な原因② 波板・庇(ひさし)の劣化

次に多いのが、ポリカ波板や庇(ひさし)部分のバタつきです。

特に、

  • カーポートの屋根
  • 玄関・勝手口の庇
  • ベランダ屋根

などは、雨と風を直接受けやすく、 固定金具が劣化すると音が出やすくなります。

「雨が当たると音が大きくなる」場合は、 このケースが疑われます。

波板が破損した場合に火災保険を申請する方法

名取市T様邸のカーポート波板、劣化が進み色褪せた施工前の状態
劣化により汚れや色褪せが目立っていた波板

バタバタ音の主な原因③ 雨樋・付帯部の不具合

意外と見落とされがちなのが、雨樋や付帯部です。

雨樋が、

  • 金具から外れかけている
  • 勾配不良で揺れている

状態だと、雨風でバタつき音が出ることがあります。

雨樋の異常は、 外壁の汚れ・劣化・雨漏りにもつながるため注意が必要です。

雨樋から雨水がポタポタ落ちてくる原因と交換費用

雨樋の一部が割れて穴があいている状態。排水時に雨水が漏れ出している。
雨樋の底部が割れており、雨水が樋から直接漏れ出す状態になっています。交換が必要な典型的な破損例です。

雨の日だけ音が出る理由|風と雨が重なると危険

「晴れの日は静かなのに、雨の日だけ音がする」 というケースは非常に多いです。

これは、

  • 雨で部材が重くなる
  • 風で揺れやすくなる

という2つの条件が重なるためです。

つまり、すでに固定力が限界に近いサインでもあります。


放置するとどうなる?バタバタ音の危険性

バタバタ音を放置すると、

  • 部材の飛散による事故
  • 雨漏りの発生
  • 補修費用の増大

といったリスクが高まります。

「音がしている段階」で対処すれば、 比較的軽微な補修で済むケースが多いのも事実です。

雨漏りの原因ランキング

雨樋の継ぎ目から雨水が漏れている様子。コーキングの劣化や継手のズレが原因。
雨樋の継ぎ目部分で雨水が漏れており、接着剤の劣化または継手のズレが発生しています。補修または交換が必要です

自分でできるチェックポイントと注意点

ご自身で確認する場合は、

  • 地上から見える範囲のみ確認する
  • 無理に屋根に登らない

ことが重要です。

屋根に登る行為は非常に危険なので、 異常が疑われる場合は専門業者に相談しましょう。

現地調査の重要性


業者に相談すべきタイミング【仙台市】

次のような場合は、早めの点検をおすすめします。

  • 音が以前より大きくなっている
  • 強風の日に特に音が出る
  • 築10年以上で一度も点検していない

点検だけで原因が分かるケースも多いため、 「念のため」の確認でも問題ありません。

無料点検を受ける前に知っておくべき注意点


まとめ|音は家からの重要なサイン

雨の日に聞こえるバタバタ音は、 家が発している異常サインです。

放置せず、早めに原因を特定することで、 大きなトラブルを防ぐことができます


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