「外壁が全体的に黒くくすんできた…」
「北側だけ黒ずみが広がって落ちない…」
「雨だれの黒いスジが目立つようになった…」
仙台市で外壁点検をしていると、こうした“外壁の黒ずみ汚れ”の相談がとても多くなっています。
外壁の黒ずみは、ただの汚れに見えても、
- カビ・苔・藻などの湿気由来の汚れ
- 排気ガスやススなどの空気汚れ
- 雨だれ（雨筋）などの水の通り道汚れ
- シーリングの汚れ移り・塗膜劣化などの外壁トラブル由来
と、原因が複数あり、原因を間違えるとすぐ再発します。
特に仙台市は、冬の湿気や凍結、春の黄砂・花粉、幹線道路沿いの排気ガスなど、黒ずみが起きやすい条件が重なりやすい地域です。
この記事では、
「黒ずみの原因ごとの見分け方」
「正しい落とし方と費用目安」
「再発させない外壁メンテナンス」
を、仙台市の住宅事情に合わせて分かりやすく解説します。
目次
- 外壁の黒ずみとは？よくある汚れパターン
- 黒ずみの原因別チェック（6タイプ）
- 仙台市で黒ずみが増えやすい立地・環境
- 放置するとどうなる？外壁劣化リスク
- 原因別の落とし方（洗浄・補修）
- 洗浄・再塗装の費用相場（仙台市）
- 再発防止のポイント
- よくある質問（FAQ）
- 無料相談・お問い合わせ
外壁の黒ずみとは？よくある汚れパターン
外壁の黒ずみは、発生場所や汚れ方で原因をある程度予測できます。
よくある黒ずみの出方
- 外壁全体がうっすら黒くくすむ（空気汚れ・排気ガス・スス）
- 窓の下や換気口まわりだけ黒い（雨だれ・排気ガス）
- 北側や日陰に黒い斑点・広がり（カビ・苔・藻）
- 縦スジで黒く汚れる（雨だれ・水の通り道）
「どこに・どんな形で出たか」を見るだけでも、対策は大きく変わります。
黒ずみの原因別チェック（6タイプ）
仙台市の住宅で多い黒ずみ原因を、代表的な6タイプに分けて説明します。
① スス汚れ（全体がくすむ・灰色っぽい）
暖房の排気・交通量の多い道路の粉じんなどが空気中に混ざり、外壁全体に薄く付着します。
築年数が浅くても意外と出やすい汚れです。
② 排気ガス汚れ（道路側・換気口まわりが黒い）
幹線道路沿い・交通量の多い住宅では、排気ガスが外壁の細かな凹凸に入り込み黒ずみになります。
③ 雨だれ（窓下・バルコニー下に縦スジ）
雨水が流れ落ちる道筋に汚れが集まり、黒いスジになります。
撥水性が落ちた外壁ほど雨だれが出やすい傾向です。
④ カビ汚れ（北側・日陰に黒い点や広がり）
湿気がたまりやすい場所で発生します。北面・裏側の外壁で特に多いです。
⑤ 苔・藻汚れ（緑〜黒の汚れが広がる）
最初は緑っぽく、進行すると黒ずんで見えるため「黒ずみ」として相談されるケースが多い汚れです。
⑥ シーリングの汚れ移り・塗膜劣化（目地周辺が黒い）
シーリングの成分や汚れが外壁へ移ったり、塗膜の劣化で水を吸いやすくなり黒ずみが強く出ることがあります。
関連記事（あわせて読みたい）
- 外壁の雨だれ（雨筋汚れ）の原因と落とし方｜仙台市で再発させない対策
- 仙台市で外壁洗浄の費用相場と効果｜高圧洗浄で落ちる汚れ・落ちない汚れ
- 外壁のカビ・苔が冬に増える理由と対策｜仙台市での洗浄・再塗装のポイント
- 外壁塗装で防カビ・防藻塗料を選ぶポイント｜仙台市で長持ちする塗料とは
- 仙台市で外壁のチョーキング現象とは？原因・確認方法・補修費用
- 外壁に苔・藻がつきやすい家の特徴｜仙台市の湿度・立地条件
仙台市で黒ずみが増えやすい立地・環境
仙台市は気候や地形の関係で、外壁の黒ずみ汚れが発生しやすい条件が揃っています。
① 湿気の多い地域（北側の外壁・風通しが悪い場所）
仙台は東北の中でも湿度が高く、北側の外壁は特にカビ・苔汚れの温床になりやすいです。
② 幹線道路沿い・交通量が多い地域
仙台バイパスや主要道路周辺では、排気ガスや粉じんによる黒ずみが多く見られます。
③ 雨が当たりやすい外壁（西側・南面）
雨だれの発生頻度が高く、外壁塗膜の劣化が早まることで汚れが定着しやすくなります。
④ 海風の影響（若林区沿岸部など）
塩分を含んだ湿気が外壁表面に付着し、黒ずみやくすみが発生しやすい環境です。
⑤ 樹木や隣家との距離が近い住宅
風通しが悪く湿気がこもるため、カビや苔の黒ずみが強く出るケースが多いです。
放置するとどうなる？外壁劣化リスク
黒ずみは「見た目の汚れ」だけに見えますが、実は外壁劣化の初期サインであるケースが非常に多いです。
① 塗膜劣化が急速に進む
黒ずみ汚れの原因は外壁表面の凹凸に付着するため、放置すると塗膜の保護機能が大幅に低下します。
② カビ・苔が繁殖して外壁内部まで侵食
特に北側では、黒ずみの下でカビが根を張っている場合が多く、外壁材を直接傷めます。
③ 雨だれ汚れが黒く濃くなる
水が通る筋が強調され、外観が一気に古く見える状態になります。
④ 外壁が水を吸いやすくなり凍害のリスクが上昇
仙台の冬は凍結と融解を繰り返すため、黒ずみの裏で凍害が進んでいることがあります。
⑤ 最終的には再塗装・補修費用が増える
黒ずみを放置するほど再塗装時の下地補修費用が高額になります。
原因別の落とし方（洗浄・補修）
黒ずみ汚れは原因ごとに落とし方が異なります。 間違えると逆に悪化したり、外壁を傷めることもあるため注意が必要です。
① スス・排気ガスの黒ずみ
- 中性洗剤＋柔らかいブラシで洗浄
- 高圧洗浄（外壁を傷めない圧に調整）
- 再塗装で撥水性を復活
② 雨だれ汚れ（縦スジ汚れ）
- 専用の雨だれクリーナーで分解洗浄
- 汚れが深い場合は再塗装でカバー
③ カビ汚れ（黒い点・広がり）
- カビ除去剤（漂白系）で表面を分解
- 防カビ塗料で再発を防止
④ 苔・藻の黒ずみ（緑 → 黒に変色）
- バイオ洗浄（根まで殺菌）
- 高圧洗浄で除去
⑤ シーリングの汚れ移り・塗膜劣化
- 目地の打ち替え
- 外壁の再塗装
※ DIYの薬剤は外壁を痛める可能性が高く、プロに任せるのが安全です。
関連記事（あわせて読みたい）
- 仙台市で外壁洗浄の費用相場と効果｜落ちる汚れ・落ちない汚れ
- 外壁のカビ・苔が冬に増える理由と対策
- 防カビ・防藻塗料の選び方と耐久性
- 外壁に苔・藻がつきやすい家の特徴
- チョーキング現象で外壁の寿命がわかる
- 外壁雨だれの原因と落とし方
洗浄・再塗装の費用相場（仙台市）
黒ずみ汚れは「洗浄で落ちる汚れ」「塗装しないと落ちない汚れ」に分かれます。 仙台市での一般的な費用目安はこちらです。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 高圧洗浄（30坪前後） | 15,000〜30,000円 |
| バイオ洗浄（カビ・苔専用） | 20,000〜45,000円 |
| 雨だれ専用クリーナー洗浄 | 5,000〜20,000円 |
| 部分補修＋洗浄 | 20,000〜50,000円 |
| 外壁再塗装（2〜3回塗り） | 600,000〜1,200,000円 |
外壁の黒ずみは、塗膜の保護機能低下が原因のことも多く、 洗浄だけではすぐ再発してしまうケースもあります。
再発防止のポイント
黒ずみを根本的に抑えるには、原因に合わせた「予防対策」が必要です。
① 撥水性の高い塗料を使用する
外壁の汚れが付着する大きな原因は、塗膜の撥水性低下です。 フッ素・無機塗料などの高耐候塗料がおすすめです。
② バイオ洗浄で根から除去する
表面だけ落としても、根が残っていると黒ずみは再発します。 特にカビ・苔汚れはバイオ洗浄が効果的です。
③ 雨だれが出る場所に「水切り」や「ひさし」を設置
窓下の雨だれ汚れを防ぐため、排水の流れを変える施工も効果があります。
④ 換気口・給気口にフィルターを装着
排気ガス汚れ対策として効果的で、外壁の黒ずみを抑えられます。
⑤ 早めの外壁点検を習慣化
年に1回の点検で、黒ずみの原因を早期発見できます。
よくある質問（FAQ）
Q1. 黒ずみは高圧洗浄だけで落ちる？
スス汚れ・排気ガス汚れは落ちますが、 雨だれ・カビ・シーリング汚れは専用剤や塗装が必要です。
Q2. 洗浄だけで再発しない？
洗浄のみは一時的な改善で、塗膜劣化が原因ならすぐ再発します。
Q3. 黒ずみは外壁の寿命サイン？
カビ・苔・塗膜劣化が原因の場合は、寿命のサインです。
Q4. DIYで落とすのは危険？
強い薬剤を使うと外壁を痛めます。 特に窯業系サイディングは注意が必要です。
Q5. 塗装するならどんな塗料が良い？
仙台市では湿気に強いフッ素・無機塗料が人気です。
無料相談・お問い合わせ
外壁の黒ずみは、放置するとカビ・苔の繁殖や外壁材の劣化につながる重要なサインです。 仙台市の気候は汚れが再発しやすいため、早めの点検・洗浄・塗装が建物を長持ちさせるポイントです。
📞 お電話・LINEからお気軽にご相談ください！
022-204-3779
LINEでのご相談も大歓迎です。
お問い合わせはこちら： kntリフォーム お問い合わせフォーム
