外壁塗装の見積もりや説明を受けたとき、「下塗り」という言葉は聞いたことがあるけれど、実際に何をする工程なのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
実は外壁塗装において下塗りは、仕上がりや耐久性を大きく左右する非常に重要な工程です。
仙台市でも、下塗りが不十分だったことで数年で塗膜が剥がれてしまった、想定より早く劣化が進んだという相談は少なくありません。
この記事では、外壁塗装における下塗りの役割やなぜ省いてはいけないのか、さらに下塗り不足で起こる不具合について、専門業者の視点で分かりやすく解説します。
目次
- 外壁塗装で「下塗り」とは何か
- なぜ下塗りが必要なのか
- 下塗りを省くと起こる不具合
- 下塗り材の種類と役割
- 見積書で下塗りを確認すべきポイント
- 下塗りを丁寧に行う業者の特徴
- まとめ|下塗りで外壁塗装の寿命は決まる
- 外壁塗装のご相談・お問い合わせ
外壁塗装で「下塗り」とは何か
外壁塗装は一般的に、
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
という3工程で行われます。
この中で下塗りは、外壁材と仕上げ塗料をつなぐ「接着剤のような役割」を担っています。
どれだけ高性能な塗料を使っても、下塗りが適切に行われていなければ本来の性能は発揮されません。
下塗りを行うことで、
- 外壁材への塗料の吸い込みを抑える
- 塗膜の密着性を高める
- 仕上がりのムラを防ぐ
といった効果が得られます。
つまり、下塗りは「見えないけれど最も重要な土台」
と言える工程です。

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なぜ下塗りが必要なのか
外壁材は、サイディングやモルタルなど水分や塗料を吸い込みやすい素材でできています。
下塗りをせずにいきなり中塗り・上塗りを行うと、
- 塗料が外壁に吸い込まれてしまう
- 塗膜が十分な厚みにならない
- 密着不良が起きやすくなる
といった問題が発生します。
結果として、塗膜の剥がれ・膨れ・ひび割れが早期に起こる原因
となります。
また、仙台市のように寒暖差があり、雨や雪の影響を受けやすい地域では、下塗りの重要性はさらに高まります。
下塗りは、外壁を長持ちさせるための「保険」のような工程
と考えてください。
下塗りを省くと起こる不具合
下塗りが省略されたり、適切に行われなかった場合、次のような不具合が起こりやすくなります。
- 塗装後数年で塗膜が剥がれる
- 表面が粉を吹く(チョーキング)
- 塗装面がムラだらけになる
- 耐用年数よりも早く再塗装が必要になる
これらは、見た目だけでなく建物の寿命にも影響する重大な不具合です。
「安く済ませたい」「早く終わらせたい」という理由で下塗りを省く業者も残念ながら存在しますが、
下塗りを省く=数年後に余計な修繕費がかかる
という結果になりかねません。

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下塗り材の種類と役割
下塗り材にはいくつかの種類があり、外壁材の種類や劣化状況によって使い分ける必要があります。
代表的な下塗り材は次のとおりです。
- シーラー:塗料の吸い込みを抑え、密着性を高める
- プライマー:金属・サイディングなど下地との接着力を高める
- フィラー:細かなひび割れや凹凸を埋める
例えば、劣化が進んだ外壁にシーラーだけを使うと、
下地を十分に補強できず、塗膜が早く傷む原因
になることがあります。
適切な下塗り材を選定できるかどうかは、業者の知識と経験がはっきり出るポイント
です。
見積書で下塗りを確認すべきポイント
下塗りがきちんと行われるかどうかは、見積書を見ることである程度判断できます。
チェックすべきポイントは以下です。
- 「下塗り」の記載があるか
- 下塗り材の商品名が明記されているか
- 1回塗りなのか、必要に応じて複数回なのか
もし見積書に、
「外壁塗装一式」など曖昧な表記しかない場合は要注意
です。
下塗り工程が省略される、もしくは簡略化される可能性
も否定できません。
不明点があれば、必ず契約前に確認しましょう。
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下塗りを丁寧に行う業者の特徴
下塗りを大切にする業者には、共通する特徴があります。
- 下塗りの役割を分かりやすく説明してくれる
- 下塗り材の種類や選定理由を説明できる
- 下塗り工程の写真を残している
- 工程表に下塗り工程が明記されている
見えない工程ほど丁寧に説明する業者は、施工全体の品質も高い
と考えてよいでしょう。
「下塗りは見えなくなるから」と省く業者は、他の工程も省いている可能性
があります。
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まとめ|下塗りで外壁塗装の寿命は決まる
外壁塗装における下塗りは、仕上がりと耐久性を支える最重要工程です。
- 下塗りは外壁と塗料をつなぐ役割
- 省略すると剥がれや早期劣化の原因になる
- 下塗り材の選定には専門知識が必要
これらを理解したうえで業者を選ぶことが、後悔しない外壁塗装につながります。
下塗りを大切にする業者は、建物を大切にする業者
だと言えるでしょう。
外壁塗装のご相談・お問い合わせ
「見積もりに下塗りの記載がなくて不安」 「下塗り材の説明がなくて判断できない」 「この内容で本当に大丈夫か確認したい」
そんな場合は、契約前でもお気軽にご相談ください。
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