仙台市でモニエル瓦の屋根は塗装できる?正しい塗装方法と費用相場・注意点を解説

仙台市でモニエル瓦の屋根を職人が施工している様子の写真

「うちの屋根、モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)らしいけど塗装できるの?」——仙台市でもご相談の多いテーマです。モニエル瓦は一般的なセメント瓦とは表面構造が異なり、通常の塗装手順だと早期剥がれを起こすリスクがあります。本記事では、正しい見分け方・塗装可否の判断・失敗しないための下地処理・費用相場まで、プロ目線で分かりやすく解説します。

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目次

  1. モニエル瓦とは?特徴と見分け方
  2. モニエル瓦とセメント瓦の違い
  3. 塗装できる?できない?可否判断の基準

モニエル瓦とは?特徴と見分け方

モニエル瓦=乾式コンクリート瓦の一種で、かつて国内でも広く普及しました。最大の特徴は表面にある着色スラリー層。この層が経年で脆くなると、塗装の密着を阻害し剥がれの原因になります。

  • 断面に細かな骨材が見える(陶器瓦のような焼き肌ではない)
  • 表面が粉っぽい/チョーキングしやすい
  • 屋根材の裏面や形状が陶器瓦と異なる均一形であることが多い

チェックのコツ:軒先や割れ部の断面を観察。粉が付く、表面が層状に見える場合はモニエルの可能性が高いです。

モニエル瓦とセメント瓦の違い

同じ「セメント系」でも、モニエル=スラリー層あり、一般的なセメント瓦=層なしという違いが要点。モニエル瓦は塗装前にスラリー層の確実な除去専用下塗り材の選定が必要です。

項目モニエル瓦一般的なセメント瓦
表面構造着色スラリー層あり着色層の脆弱性は低い
下地処理高圧洗浄+スラリー層除去が必須高圧洗浄が基本
下塗り専用プライマー/シーラー必須素材適合型を選定
リスク除去不十分で早期剥離標準手順でリスク低め

塗装できる?できない?可否判断の基準

結論、塗装「できる」ケースと「避ける」べきケースがあります。プロ点検で以下を確認します。

  • ◎ 塗装可:割れ・欠けが軽微/下地(野地・防水紙)が健全/雨漏りがない
  • △ 条件付き:一部割れや釘浮きは補修+専用下塗りで対応可能
  • × 推奨しない:下地腐朽・雨漏り発生・凍害で脆弱化 → カバー工法/葺き替えを提案

注意:「通常のコンクリート瓦と同じ工程」で塗ると、密着不良による剥がれが起きやすく、数年で再塗装&費用増の悪循環に。モニエル対応経験のある業者に依頼しましょう。

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モニエル瓦とセメント瓦の見分け方

ご自宅の瓦がモニエル瓦かどうかを判断することで、塗装の可否や工事方法が大きく変わります。間違って判断し塗装すると、数年で剥がれる原因に…。ご自宅でできる簡単な見分け方をご紹介します。

■ ① 表面の質感で見分ける

  • モニエル瓦:表面がザラザラして粉をふいたような質感(スラリー層)
  • セメント瓦:表面が比較的なめらかで粉っぽさが少ない

■ ② 瓦の断面を見る

割れている部分や軒先の断面をチェック。
細かい骨材がぎっしり詰まって見える場合はモニエル瓦の可能性が高いです。

■ ③ 水をかけて吸水性を確認

水をかけた際、すぐ吸水して色が濃くなる=モニエル瓦の特徴。
(※セメント瓦は吸水性が低め)

■ ④ 製造刻印で判別

裏面に「Monier」や「モニエル」の刻印がある場合は確定ですが、年数が経って消えているケースもあります。

迷ったら、プロ診断がおすすめです。誤った判別で通常塗装すると剥がれや白化(ブリード)がほぼ確実に起こります。


モニエル瓦を塗装する正しい手順(失敗しない施工方法)

モニエル瓦はスラリー層の除去と専用下塗りが最重要ポイント。一般のセメント瓦と同じ手順では早期剥がれの原因になります。

  1. 高圧洗浄(通常より強めの圧で丁寧に洗浄)
  2. スラリー層除去(ワイヤーブラシ・ケレンで徹底的に削り落とす)
  3. 下地補修(割れ補修・差し替え・板金部の釘浮き補修)
  4. 専用下塗り材(プライマー)の塗布
    ※スラリー層対応の専用プライマーを使用
  5. 中塗り・上塗り(計3回塗り)

注意:スラリー層が1割でも残っていると剥がれます。ここを省く業者は要注意です。


モニエル瓦の塗装費用相場(仙台市)

仙台市でモニエル瓦を塗装する場合の費用相場は以下の通りです。

工事内容費用相場(30坪)
高圧洗浄+スラリー層除去+3回塗り約70万〜110万円
補修費(割れ・差し替え)1〜5万円
足場設置15〜25万円

※劣化状況によっては、塗装より屋根の葺き替えの方が長期的にお得な場合もあります。

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塗装ではなく「屋根の葺き替え」を選ぶべきケース

すべてのモニエル瓦が塗装に向いているわけではありません。劣化が進みすぎている場合や、雨漏りリスクが高い場合は、塗装ではなく屋根の葺き替えの方が結果的にコストを抑えられるケースがあります。

▼ 塗装をおすすめしない状態

  • 瓦を触るとポロポロ崩れる(劣化が限界)
  • スラリー層の下まで傷んでいる
  • 雨漏りがすでに発生している
  • 瓦の割れ・欠けが多数ある
  • 築35年以上で一度もメンテナンスしていない

この状態で塗装しても数年で剥がれや雨漏り再発の可能性が高いため、長持ちするリフォーム方法を選ぶことが大切です。

★ ワンポイントアドバイス
塗装とカバー工法のどちらが最適かは、現地調査で判断できます。見た目がキレイでも下地が劣化しているケースもあるため、プロ診断をおすすめします。


よくある質問(Q&A)

Q1. スラリー層を完全に落とさず塗装するとどうなる?

ほぼ確実に剥がれ・白化(ブリード)が発生します。モニエル瓦塗装で最も多い失敗原因です。

Q2. どれくらいの周期で塗装すればいい?

目安は10〜15年ごとですが、スラリー層の状態によって前後します。早めの点検が安心です。

Q3. 塗装工事は何日かかる?

天候にもよりますが、一般的には約7〜10日が目安です。

Q4. 他の瓦と比べて費用が高いのはなぜ?

専用下塗り材やスラリー層の除去など、通常の瓦より工程が多いためです。

Q5. 無料点検だけでも依頼できますか?

もちろん可能です。診断結果を写真付きでお渡しし、無理な営業は一切しません。


まとめ|モニエル瓦は「正しい塗装方法」と業者選びが重要

モニエル瓦は、一般的なセメント瓦と異なり、誤った塗装をすると必ず失敗する特殊な屋根材です。スラリー層の除去と専用下塗りができる業者を選びましょう。

  • スラリー層の除去+専用下塗りが必須
  • 見分け方を知らない業者には注意
  • 劣化が進んでいる場合は葺き替えが最適な場合も

まずは現在の状態を知ることが重要です。塗装が最適なのか、カバー工法が良いのか、お住まいに最適な方法をご提案します。

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