仙台市で住宅の点検やご相談を受けていると、近年とくに増えているのが 「バルコニー床の苔やカビ」に関するお悩みです。
床が緑っぽくなってきた、黒ずみが取れない、雨の日に滑って危ない…。 このような症状が出ていても、 「見た目の問題だけでは？」と放置されてしまうケースも少なくありません。
しかし実際には、バルコニー床の苔・カビは防水層の劣化サイン であることも多く、放置すると雨漏りや下階への被害につながる可能性があります。
目次
- 仙台市でバルコニー床に苔・カビが多い理由
- 苔・カビは汚れだけではない？見逃しやすい注意点
- バルコニー床の苔・カビは自分で掃除できる？
- 自分でできる正しい掃除方法
- 絶対にやってはいけないNG掃除方法
- 掃除しても苔・カビが再発する原因
- 苔・カビを放置すると起きるトラブル
- 苔・カビと防水劣化の深い関係
- 業者に相談すべき判断基準
- まとめ｜苔・カビは重要な劣化サイン
仙台市でバルコニー床に苔・カビが多い理由
仙台市は全国的に見ても、バルコニー床に苔・カビが発生しやすい地域です。
- 湿度が高く床が乾きにくい
- 北向き・日陰のバルコニーが多い
- 排水口にゴミが溜まりやすい
特に排水不良があると、床に水分が常に残る状態になり、 苔やカビが一気に広がります。
苔・カビは汚れだけではない？見逃しやすい注意点
苔・カビは単なる汚れと思われがちですが、 床の状態によって意味が大きく異なります。
- 表面にうっすら付着しているだけ → 軽度
- 掃除してもすぐ再発・黒ずみが残る → 要注意
後者の場合、防水層の劣化が進行している可能性があります。
バルコニー床の苔・カビは自分で掃除できる？
結論から言うと、条件次第で可能ですが注意が必要です。
- ひび割れがない
- 床がフカフカしない
- 雨漏り履歴がない
この条件を満たす場合のみ、セルフ掃除が可能です。
自分でできる正しい掃除方法
- ほうきで砂・土を除去
- 中性洗剤＋柔らかいブラシ
- ゴシゴシ擦らない
- 作業後はしっかり乾燥
力任せの掃除は防水層を傷める原因になります。
絶対にやってはいけないNG掃除方法
- 高圧洗浄機の使用
- 強いカビ取り剤
- 金属ブラシ
これらは雨漏りを引き起こす原因になるため要注意です。
掃除しても苔・カビが再発する原因
- 防水層が水を吸っている
- 勾配不良で水が溜まる
- 排水口構造の問題
この場合、掃除は一時しのぎにしかなりません。
苔・カビを放置すると起きるトラブル
- 防水層の寿命が縮む
- 雨漏り・下階漏水
- 内装工事まで必要になる
バルコニーからの雨漏りについては ベランダからの雨漏り原因と修理費用 も参考になります。
苔・カビと防水劣化の深い関係
掃除しても再発する場合は、防水工事を検討する時期です。
防水の種類や費用は ベランダ防水の種類と費用相場 で詳しく解説しています。
業者に相談すべき判断基準
- 何度も苔が再発する
- 床がフカフカする
- ひび割れ・剥がれがある
早めの点検が、結果的に費用を抑えます。
まとめ｜苔・カビは重要な劣化サイン
バルコニー床の苔・カビは、 防水劣化の初期サインであることも多くあります。
仙台市で気になる症状がある方は、 まず現状を正しく知ることが大切です。
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