目次
- はじめに
- 軒天の役割とは?
- 軒天の劣化症状
- 劣化を放置するとどうなる?
- 補修・交換が必要なタイミング
- 軒天補修の費用相場
- 仙台市の気候と軒天劣化の関係
- 火災保険は使える?
- 関連記事(内部リンク)
- 無料相談・お問い合わせ
- まとめ
はじめに
仙台市や名取市で屋根・外壁の点検を行っていると、お客様からよくご相談
いただくのが「軒天(のきてん)の剥がれやシミ」です。
軒天は普段あまり目に留まらない
部分ですが、実は住まいを守るうえで非常に重要な役割を担っています。
劣化を放置すると、
雨漏りや害虫被害の原因となり、
家全体の寿命を
縮める恐れがあります。
本記事では、軒天の役割や劣化症状、放置によるリスク、補修費用の相場や仙台市特有の気候条件を
踏まえて詳しく解説します。
軒天の役割とは?
軒天とは、屋根の裏側に
取り付けられている板材のことです。
外壁から屋根が張り出している
部分の裏側を覆っており、
以下の役割を持っています。
- 雨水や風からの保護:
屋根裏や構造材に直接雨風が
当たらないように守る。 - 美観の向上:
屋根の裏側を隠すことで
建物全体の見た目を整える。 - 換気の確保:
有孔ボードなど換気機能を
備えた軒天は、
屋根裏の湿気を逃がし結露を防ぐ。
軒天の劣化症状
軒天は雨水や湿気の影響を
受けやすく、
次のような劣化がよく見られます。
- 剥がれ:
塗膜や表面材が浮いて
剥がれてくる。 - シミ・変色:
雨水の侵入や結露で
茶色や黒色のシミが発生。 - カビ・藻の発生:
湿気がこもり、
黒カビや緑藻が広がる。 - 穴あき:
鳥や害虫が入り込み、
軒天材に穴をあけてしまう。 - 腐食:
木製軒天の場合、
長期間放置すると
内部まで腐食が進行。

劣化を放置するとどうなる?
- 雨漏りのリスク:
軒天の隙間や剥がれから雨水が
侵入し、屋根裏や室内に
雨漏りが広がる。 - 害虫や小動物の侵入:
スズメやハチ、コウモリなどが
入り込み、二次被害につながる。 - 美観の低下:
家の正面から見える位置に
あるため、シミや剥がれが
目立ちやすい。 - 家全体の寿命を縮める:
腐食が構造材まで進行すると
大掛かりな修繕が必要になる。
補修・交換が
必要なタイミング
次のような症状が見られたら、
早めの点検・補修をおすすめします。
- シミが広がっている
- 板材が浮いたり剥がれている
- 換気口まわりにカビや藻が発生している
- 鳥やハチが出入りしている
築15年以上経過している住宅では、
一度も点検していない軒天が
劣化しているケースが多く見られます。
軒天補修の費用相場
- 部分補修:
2〜5万円程度 - 部分交換(1〜2㎡):
5〜10万円程度 - 全面交換(20㎡前後):
15〜30万円程度
足場が必要な場合は別途10〜30万円かかります。
屋根や外壁工事と
同時に行うとコストを抑えられます。
仙台市の
気候と軒天劣化の関係
仙台市は豪雪地帯ではありませんが、冬は雪と雨が交互に降る気候のため、屋根や軒天に負担がかかります。
特に凍結と融解を繰り返す現象が
シミや剥がれを引き起こしやすく、
沿岸部では潮風による
塩害の影響も考えられます。
火災保険は使える?
軒天の修繕工事は、
台風や突風による破損であれば
火災保険の対象になることが
あります。
ただし、経年劣化や
雨漏りの進行によるシミ・カビは対象外です。
申請の際は被害写真と
見積書が必要です。
関連記事(内部リンク)

無料相談・お問い合わせ
「軒天にシミがある」
「剥がれてきて心配」という方は、
早めの点検がおすすめです。
当社では仙台市・名取市を中心に、
屋根・外壁の無料診断や
補修工事を承っております。
まとめ
- 軒天は雨風や湿気から
住まいを守る重要な部位。 - 剥がれ・シミ・カビ・穴あきなどの
症状は早めの点検が必要。 - 補修費用は部分補修で2〜5万円、全面交換で15〜30万円が目安。
- 仙台市の気候は凍結融解や塩害で軒天劣化が進みやすい。
- 火災保険は自然災害による
破損であれば適用可能。
軒天は普段見えにくい部位ですが、
劣化を放置すると雨漏りや
害虫被害の原因になります。
定期的な点検で、
住まいの安心を守りましょう。