仙台市で戸建て住宅に
もっとも多く使われている
屋根材のひとつがスレート屋根です。
軽量でデザイン性が高く、
価格も比較的リーズナブルなため、
新築からリフォームまで
幅広く採用されています。
しかし、スレート屋根には
「防水性能が塗装に依存している」
という大きな特徴があります。
塗膜が劣化すると吸水しやすくなり、
コケやカビの発生、ひび割れや
反りなどにつながり、
放置すると雨漏りに直結します。
この記事では、
仙台市で多いスレート屋根の
劣化症状と、適切なリフォーム方法
(塗装・カバー工法・葺き替え)
について詳しく解説します。
さらに、工事別の費用相場と
耐用年数の比較も行い、
スレート屋根で
失敗しないための知識をお伝えします。
目次
- 1. スレート屋根とは?特徴とメリット
- 2. スレート屋根の劣化症状|仙台市で多いケース
- 3. スレート屋根のリフォーム方法|塗装・カバー工法・葺き替え
- 4. 工事別の費用相場と耐用年数の比較
- 5. 当社のおすすめ施工事例
- 6. まとめ|スレート屋根は早めの点検が安心
1. スレート屋根とは?特徴とメリット
スレート屋根とは、
セメントに繊維素材を混ぜて板状に
成形した屋根材のことです。
厚さが薄く軽量で、
和瓦に比べて建物全体への負担が
少ないため、耐震性に
優れているのが特徴です。
スレート屋根のメリット
- 軽量で耐震性が高い
→ 地震の多い仙台市でも安心 - デザイン・カラーが豊富
→ 現代的な外観に合いやすい - 施工費用がリーズナブル
→ 新築・リフォームどちらでも人気
スレート屋根の注意点
- 防水性が塗膜に依存
→ 塗装が切れると雨水を
吸収しやすい - 劣化すると脆くなる
→ ひび割れや欠けが進行しやすい - 10〜12年ごとの
塗装メンテナンスが必須
仙台市では築10〜20年で
スレート屋根の不具合が目立ち始め、点検やリフォームのご相談を
いただくケースが非常に多いです。
👉 関連記事:屋根の点検方法について
2. スレート屋根の
劣化症状
仙台市で多いケース
スレート屋根は比較的軽量で
コストも抑えられる屋根材ですが、
定期的なメンテナンスを怠ると
劣化が早く進行します。
仙台市のように雨や雪が多く、
さらに冬場の凍結と融解を
繰り返す地域では劣化症状が
顕著に出やすいのが特徴です。
① 色あせ・チョーキング現象
塗膜が紫外線で劣化すると
表面が粉っぽくなり、
手で触ると白い粉がつく状態を
「チョーキング」と呼びます。
👉 関連記事:外壁塗装を放置するとどうなる?
② ひび割れ・欠け
スレート材は薄いため、
気温の変化や荷重によって
ひび割れや欠けが
発生しやすい屋根材です。
特に仙台市では積雪や
凍害によって表面にクラックが入り、
そこから雨水が侵入して
雨漏りの原因となるケースが
多く見られます。
③ コケ・カビの発生
スレート屋根は表面が
ざらついているため、
湿気が多い環境では
コケやカビが発生しやすいです。
👉 関連記事:屋根のリフォーム完全ガイド
④ 反り・浮き
劣化が進むとスレート材が
反り返ったり、部分的に浮き上がる
現象が見られます。
その隙間から雨水が浸入し、
下地の野地板を
腐食させる危険があるため、
早急な補修やリフォームが必要です。
⑤ 雨漏り
劣化を長期間放置すると、
屋根材の割れ目や隙間から雨水が
侵入し、天井や壁にシミを作る
「雨漏り」へと発展します。
👉 関連記事:仙台市で雨漏りの多い原因ランキング
3. スレート屋根の
リフォーム方法|塗装・カバー工法・葺き替え
スレート屋根は劣化の
進行度合いによって、
選ぶべきリフォーム方法が異なります。
ここでは代表的な3つの方法を、
それぞれの特徴と
メリット・デメリットを交えて
解説します。
👉 関連記事:屋根カバー工法と葺き替えの違い
① 屋根塗装
スレート屋根の表面塗膜が
劣化している場合には、
屋根塗装が効果的です。
洗浄・下塗り・中塗り・上塗りの工程を行うことで、防水性を
回復させることができます。
- メリット: 費用が最も安く
(50〜90万円)、工期も短い - デメリット: ひび割れや
下地劣化がある場合は効果が薄い - 注意点: 10〜12年ごとに
再塗装が必要
② 屋根カバー工法
既存のスレート屋根の上に
新しい屋根材(主に金属屋根)を
重ねる工法です。
古い屋根を撤去せずに
施工できるため、廃材処分費が
不要で工期も短いのが特徴です。
- メリット: 耐用年数20〜30年と
長寿命、断熱性・遮音性が向上 - メリット: 雨漏りリスクを大幅に
軽減できる - デメリット: 塗装より費用が
高い(100〜180万円) - 注意点: 下地の劣化が
激しい場合は施工できない
③ 屋根葺き替え
既存のスレート屋根を撤去し、
下地から新しい屋根材に
全面交換する方法です。
下地(野地板)が腐食している場合や、耐震補強を兼ねて屋根を
一新したい場合に選ばれます。
- メリット: 屋根全体が
新しくなるため、
30年以上の耐用年数が期待できる - メリット: 構造体の補強や
断熱材の追加も可能 - デメリット: 費用が最も高額
(150〜250万円) - 注意点: 工期が長く、
廃材処分費も発生
仙台市では「屋根カバー工法」が
特に人気です。
コストと耐久性のバランスが良く、
雪や台風といった自然災害に対しても高い防御性能を発揮するためです。
👉 関連記事:屋根リフォーム工事の費用相場は?
4. 工事別の費用相場と耐用年数の比較
スレート屋根のリフォーム方法ごとの
費用相場と耐用年数をまとめると
以下のようになります。
| 工事内容 | 費用相場 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 屋根塗装 | 約50〜90万円 | 8〜12年 | 表面の防水性を回復。軽度劣化向け。 |
| 屋根カバー工法 | 約100〜180万円 | 20〜30年 | 既存の屋根を残して金属屋根を重ね葺き。人気工法。 |
| 屋根葺き替え | 約150〜250万円 | 30年以上 | 下地から全面交換。最も安心だが高額。 |
このように、
「どの工事が適しているかは
劣化の進行度合いによって異なる」
ため、現地調査を行って
判断することが重要です。
5. 当社の
おすすめ施工事例
kntリフォームでは、
仙台市の気候(積雪・湿気・台風)に
合わせて、建物ごとに
最適な工法を提案しています。
特に築20年前後の住宅では、
屋根カバー工法を選ばれるお客様が
多く、断熱性や遮音性の向上も
実感いただいております。
👉 実際の施工事例は 施工事例一覧 を、
👉 お客様の声は お客様の声 を
ぜひご覧ください。

6. まとめ|
スレート屋根は
早めの点検が安心
スレート屋根は軽量でコストも
抑えられる優れた屋根材ですが、
定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進行しやすいのが特徴です。
劣化症状は色あせ・ひび割れから
始まり、放置すると雨漏りや
下地の腐食に発展します。
リフォーム方法は大きく分けて「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3種類。
工事内容ごとに費用・耐用年数が
異なるため、信頼できる業者による
現地調査と提案が欠かせません。
kntリフォームでは、
外装劣化診断士・雨漏り診断士が
建物の状態を詳しく点検し、
最適な工法をご提案いたします。
仙台市でスレート屋根のリフォームを
お考えの方は、
ぜひ一度ご相談ください。

